こんにちは。永田です!
2週間前くらいから計画的にトレーニングをしており、来年度は試合に出れたら良いなぁと目論んでいます。
そんな中でTwitterでよく見かけるメニューに250m×4という暗黒魔王の城みたいなダンジョンが存在します。
先に伝えておきますが、コンテニュー不可ダンジョンです。
ていうか死んでもスタート地点に立たされるという僕からしたらバグ発生ゲームです。
今日はなぜこんなキツいメニューを行うのかを書いていこうと思います。
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目次
正しいと思えるキツいことをしたい
何かを目指して体力を向上させることは簡単なことではありません。
楽に体力向上ができればそれに越したことはありませんが、そんな都合のいいファンタジーは存在しないことを流石に理解しています。
ではその中でなぜ250mを4本もやるのか。
答えは、「アスリートという取り組みががキツいことは分かった! ならば正しいと思えるキツいやつをやりたい!」というだけです。
色んなトレーニングがキツいのは分かった、ならば少しでも身になるやつにしてくれって所です。
正しいと思えないキツいことは僕は本当の地獄だと思っています。
そしてそれは人それぞれ違うと思うし、何が正しいかと言われるとそれも人それぞれです。
では何故永田は250×4を正しいと思っているのかを説明しようと思います。
正しいフォームで走れるテンポ走を苦しい! もう動かせん! と思えるところまで追い込んでそこで初めて課題を見つけることができると考えています。
つまり追い込みもしないで、フォームが崩れもしない練習では自分の課題が明確になりにくいと考えています。
これはスクワットやデッドリフトなどでも同じ説明が出来ます。
疲れてきた時に人は正しく動けなくなってきます。
その際、背中が抜けるのかお腹が抜けるのか、はたまたお尻が抜けるのか人によって違いはあれど課題が明確になります。
フォームを崩してまで追い込む必要はない、そのままフォームが崩れるリスクがあると考える方も中にはいるかもしれません。
それにそこまで疲れる局面が競技に存在しない。など意見はあるかと思います。
しかしそれでは自分の課題がなんなのか分からなくなり、どんな練習をすれば良いのか分からなくなる方が僕はリスクだと考えます。
疲労や力みから特定のエラーや癖が出ることを知っているのと、知らないのでは未然に防げるものが防げなかったりします。
それにより体幹が弱いとか、パワーがないというある種の”それっぽい課題”が溢れているのではないかと思っています。(昔、永田も言っていました…笑)
上記のことを念頭に、課題を一つ一つ明確にすることが大切です。
課題が明確になれば人はそれを克服しようと努力するものだと思っています。
そこから自分の可能性が広がっていくのではないでしょうか。
逆に課題がはっきりしていない選手は残念ながら頑張っても成果が出にくいです。
それを見抜いてくれるコーチがいれば話は別ですが、強い選手は自分で課題を見つけ、明確に説明ができる人が多いでしょう。
そして明確でない練習は努力のマンネリ化を生み出し負のループに追い込まれたりもしてしまいます。
ですので、追い込まれた時にこそ現れる体の現象、力んだ時に現れる体の現象を明確にするために走り込みがあるのだと思っています。
そしてそれを正しいことだと信じて。
キツいことをしなくては強くなれないと信じて。
実行しています。
その走り込みで見つけた課題を克服し再チャレンジしてまた課題を確認することが継続的な課題解決になり成果になると思います。
言うは易し、行うは難し
僕はこの言葉にいつも苦しめられています。
選手に説くのは簡単です。
しかし人は納得しないと行動に移せません。
逆を言えば納得しないとやりたくないのです。
僕は走り込みが必要で正しいことだから時間があれば走るようにしています。
もちろん多くの選手が走り込みをしている時期でしょう。
ただ誰も好きで走っているわけではないと思います。
できるならば走り込みをしないで強くなりたいし、そもそも何故走り込みが必要なんですか? と思っている選手もいるでしょう。
僕もその一人でした。
しかし今は自分に必要で大切なことを走り込みの練習が教えてくれるから走り込みをします。
そこでただキツい練習、みんな走ってるから仕方なくやっていると思ってしまうのはめちゃくちゃ勿体無いとも考えています。
大事なことはいつだって練習の中に存在しています。
そして常に練習ができている人達からすると効能を感じにくいのも事実だと思います。
ただ僕が言えることは僕は一線を退いて5年。
多くの体力を失いました。
失ったからこそ分かる些細な塵のような積み重ねの大事さを体感しています。
出典:藤子・F・不二雄「ドラえもん」より
本当にこの言葉に尽きるんです。
だからと言って選手に頭ごなしに、コレをやれ、アレをやれと言い、選手が納得ができずに走っているのであれば何も得られるものはないと思っています。
僕はある種言うからには行動で示さなくてはならない、と思っています。
僕自身が向上心を持ち自分の課題に対して解決していく姿勢を持たなくてはならないと勝手に思っています笑
因みに誰もそんなこと永田に頼んでないし望んでもいません笑
苦しいコーチを勝手にやってます。
勝手にやってろ。と言われたらそれまでです。
ただもう一つ思っていることは、選手に正しいと思えることを示さないと選手に失礼だと思っています。
これはトレーナーでも同じ思いで取り組んでいますが、不確かなものを提示するのはプロとして残念だと思っています。
だからこそ自分で行ってみて本質的なものなのか、紛い物なのかの判断をするように心がけています。
そして明確なものだけ提示し分からないことは調べるなり勉強するなりしなくてはなりません。
コーチもトレーナーも人の人生を預かっていると思い活動しています。
結果が出なければ僕のせいだし、未熟者であると自分に課しています。
すみません、なんか熱くなってしまいました…。
とまぁこの感情により、言うは易し、行うは難しと言う言葉に苦しめられています…。
最後に
今回は走り込みに関して記事にしてみました。
アスリートは地獄の住人でそもそも住み心地が良くないならば、その中での最適解をしたいと言う思いで信じたメニューに取り組んでいます。
しかし、知れば知るほど逃げられなくなるのも事実です。
走り込みはしたくないしオールアウトもしたくない。
でも強くなりたい。
抜け道を探すために調べれば調べるほど必ず同じ道、壁にぶつかります…
ここから先は走り込みです!
ここから先はオールアウトです!
出典:藤子・F・不二雄「ドラえもん」より
ドラえも〜〜〜ん泣 知っているよ〜そんなことは〜。
ではまた次回っ
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