#124 久しぶりにウェイトのMAX測定をしました②

こんにちは。永田です!

 

前回記事の続きのウェイトのMAX測定をしましたの後半記事です。

ハングクリーンとハーフスクワットを終えた時点での永田の状態は、左背中のピクピク感と右ハムの軋みです。

 

後半はベンチプレスとデッドリフトです。

既に身体ももちろんなんだけど心も瀕死です笑

 

おさらいとして…

ハングクリーン 90kg

ハーフスクワット 115kg

でした。

 

前回の奮闘記事

では早速後半戦を記録していきたいと思います。

 

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目次

ベンチプレス

ベンチプレスですが、僕は左の肩を事前にというか2ヶ月前から負傷しており、ベンチプレスを行うと痛かったので封印していました。

という保険を草野さんに伝えていました。

 

ただ、MAX測定をすると聞いて、今まで向き合っていなかったケアに1週間集中し痛みの改善を計っていました。

 

肩関節からしたら永田は最悪な社長です。

肩部署の社員が痛みを発して社長に「社長!! 問題が生じてから2ヶ月も経ってますよ! なんとかしてくださいよ!」アピールしているのに、「あ〜はいはい知ってる。そのうちなんとかするから」と無視していました。

 

そしてMAX測定をするという事実に永田は焦り1週間で対策をしMAX測定にこじ付けました。

 

80kg

90kg

と痛みは全快ではないが、スンとすまし顔でクリア。

ここまでは予想通り、しかし次の重さで草野さんが「100いくわ」と申告。

 

永田見栄晴が「俺も俺も〜」顔を出してきた…ところをグッと堪えた。

スクワットで永田は学んだんだ。

自分の状態は自分が一番理解している。

ここで10kgも乗せられない。

見栄晴に魂を持っていかれるわけにはいかず、95kgを選択。

 

永田「もし掛け布団したらお願いします」

草野さん「95kgのアームカールなんてしたくないから挙げてくれ笑」

永田「おっしゃる通り」

 

永田はラックから外し95kgを体感した。

プルプルプルプル…

(なんだ武者振るいか?)

(こんなに揺れるか? 心の現れか?)

その振動は肩甲骨に容赦無く伝わってくる。

(骨に乗せて押し続ければベンチプレスなんて挙がる)

(3秒我慢すれば終わる)

 

など心で自分を励ましながらいざ!!

 

「行ける! 永田伸ばせっ! うぇーーい」

 

ジリジリと確実に良い軌道を通り95kgのそれはラックに戻された。

 

成功。

次は100だ。

100が挙がれば何年ぶりだろうか? 5、6年は100にチャレンジしていない。

 

草野さんがギリギリながらクリア。

「今日はもう無理だな」と次のチャレンジは申告せずにストップ。

どうやら彼は満足したらしい。

むっちゃニヤニヤしてた。

 

さて永田だ。

「草野さん…お疲れのところ恐縮ですがアームカール」

「先に言うんじゃねぇw」

 

とは言っても挙げたい気持ちはある。

(切り返しのスピード感で一気にスティッキングポイントを抜ければ挙がる)

(こんな鉄の塊に負けるわけがない)

プルプルプルプル…構える震えが止まらない。

ただ僕は降ろす勇気を持っている。

 

いざ!!

ふんっっ

永田の胸を切り返し、胸のわずか2cm上で100kgの鉄の塊はプルプルと小刻みに震えている。

10秒くらい時間が流れた気がするが、実際は2秒くらいだろう。

 

「くさっ草野さんっ無理っ無理っ」

 

草野さんの100kgのアームカールによって100kg掛け布団は免れた。

 

記録95kg


デッドリフト

さて最後のデッドリフト。

120kgは挙げたい気持ちと絶対無理だろうという気持ちが交錯している。

しかし願望を抱いてしまうのが人の常。

 

先にダメージを負った左背中と右ハムはこれからデッドリフトにチャレンジしようとしている愚かな社長を許してくれるだろうか。

 

いや、許しを乞う気持ちは毛頭ない。

永田は今、挙げれるか挙げれないかの能力テストをしているのだ。

迷うことなく4倍です!

 出典:鳥山明「ドラゴンボール」より

 

とはいえダメージもあるので80kgから90kg、100kgと刻み、筋肉たちにこれから無茶しますよ。と丁寧に伝えていく。

 

110までは行けるだろうと110を選択し、左の背中がまたしても、ぐにゃりと抜けそうになるが、必死に繋いだ菱形筋と僧帽筋下部を固め無事にリフト。

 

110をあげた後、草野さんがまたしても120を申告。

 

ここでヤツの登場だ。

見栄晴!!!

 

気づけば僕は120kgと対峙していた。

 

挙げたいという願望とともに見栄晴に魂を乗っ取られたことを冷静に後悔している。

しかし僕はしゃがみ込み構える勇気を持っている。

 

担ぐことをしないデッドリフトは踏ん張った瞬間に始めて相手の力量を知る。

静かに佇んだそいつはただの鉄の塊だ。

(骨で踏むだけ)

(左肩よ、右ハムよ。オラに力を分けてくれ)

 

いざ!!

 

(おっも!!!)

ぐにょん…プルプルプルプル…ビリビリビリビリ。(あ〜ケツが破けているんじゃなかろうか〜。 永田!! 行けるぞ! 粘れ! あ〜草ちゃんが遠くで応援してくれている〜…)…カチャン

 

記録2cm!

 

いや違う違う。

2cmしか挙がらなかった。

最初のぐにょんで左背中の繋ぎあっていた菱形筋、僧帽筋下部が離れ、固められず背中が丸まり辛うじて離陸したものの何事もなく静かに地面に戻された。

 

記録110kg


最後に

というわけで全ての測定が終わり、改めて記載すると。

ハングクリーン 90kg

ハーフスクワット 115kg

ベンチプレス 95kg

デッドリフト 110kg

 

以上でした。

 

今後の永田の課題としては。

・見栄を張らない(一番大事かもしれない笑)

・左の背中が抜けやすく、菱形筋と僧帽筋下部の補助種目を入れる。

・デッドリフトがスクワットに比べ弱いので、嫌だけど、めっちゃ嫌だけど「ちゃんと」やる(ずっとデッドリフトから逃げてた…キツいから)

・クリーンの際にプル動作で背中がぐにょんとなるので、固定する意を事前に準備しておく

・肩関節を治してベンチプレスの封印を解く

 

抽象的にはこんな感じだと思います。

 

書き出せばテーマは「背中の強化」という感じです。

 

これを具体的な手段の計画していき、より明確に目標を達成することが大事な作業になってきます。

 

具体的とは、デッドリフト120kgみたいな数値的な目標ではありません。

上記の抽象的なものができれば、結果として数値が上がるので、抽象的に上げたものが達成できる手段が具体的な行動となります。

 

例えば、背中の強化が目的なのであれば、バックエクステンションを入れたり、バーベルベントオーバーロウを入れたりする必要があったり、実際のデッドリフトをRMやセットを具体的に設定し取り組む。

これが具体的な手段になります。

 

それを一定期間取り組んだ後デッドリフトの数値が上がらなければその手段は間違っていたという評価になります。

 

間違った手段を事前に知り、回避するために勉強をしなくてはならないのです。

大体、本には先人たちが答えを記してくれています。

 

てことで、ウェイトのMAX測定の意味は今の自分の能力を知ること。

そしてそれを未来の自分に繋げるために何をするのかを考えるヒントになります。

 

MAXが上がれば競技の記録が伸びるとは言いません。

ただ、パワーを上げるならフォースを上げなくてはならないので、物を動かす能力は必須です。

そのフォースに速度をかけることがパワーなので、人によってバランスが違うし比べる必要もありません。

 

速度の要素も考えて取り入れなくてはなりません。

一読しましたが、まだまだ一回では理解し切れていないので何度も読まなくてはならないと感じました。

 

ただ、基本的に要素は混ぜてはいけません。

重さは重さ、速度は速度。

 

ポテチとチョコを混ぜて甘ジョッパイなんて都合の良いことはトレーニングに存在しません。

そうあってほしい気持ちは分かりますが…笑

 

今回MAXを測ってしまったが故に具体的な手段を取り、次の時には結果を出し競技に結びつけなくてはなぁ。と思います。

…現実を知ると嫌なことに向き合わなくちゃいけないから嫌なんだよなぁ…。

 

ではまた次回っ

関連:体力向上と技術の習得は混ぜるな危険って話
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