#99 ウェイトトレーニングをしたらパフォーマンスが下がったは虚無〜特異性の原理〜

こんにちは。永田です!

 

トレーニング3原則の過負荷の原理と可逆性の原理を紹介してしまったので特異性の原理も紹介せざるを得ない状況になってしまった。

 

ドラゴンボールとNARUTOを紹介したんだからワンピースも紹介するでしょと同じだと思う(世代感出て申し訳ない)

 

簡単に言うなれば身体は鍛えたようにしか反応はしないよ。ということだ。

いくらアームカールをやろうとも腹筋は割れないし、脚も太くはならない。

ひらがなの練習していてもカタカナは覚えられないということだ。

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特異性の原理

この特異性の原理にいわゆる使えない筋肉問題が含まれているのではないかと僕は思っている。

先の通り、胸は胸のトレーニングがあり脚は脚のトレーニングがそれぞれ特異性が存在する。

そしてトレーニングを行うのはもちろん大事なのだが、特異性を失うと無駄とジャッジされてしまうわけだ。

 

いわゆる見せ筋。

いや、そもそも見せ筋は見せ筋という特異性に長けていて筋肉を鍛える目的は人それぞれだ。

 

そして見せ筋の特徴はトレーニングと並行して自身が取り組んでいる競技もバランス良く行わないから筋肉ムキムキなのに何で? となる。

ここで確認しておきたいことは特異性とは英語でSpecific Adaptation to Imposed Demands」という。

これは「適応」という意味でもある。

 

つまり繰り返し特異的な動作を行うことで身体は適応するということだ。

だからムキムキでも走れないとなるとそれは現段階では動作に適応していないということだ。

更に筋肉の適応には技術的な理解や物理的な理解も必要だと僕は思っている。

 

ムキムキで走り込んでも全員速くなるわけではない。

何度も言うが特異性の原理はあくまで動作に対する適応だ。

つまり技術や物理を理解しないでミスユースばかりしていたら、それはそれで良くも悪くも適応してしまう。

 

漢字の練習と同じで練習帳に間違った漢字を練習し続ければ「失敗の練習の成果」がテストでも発揮される。特異性の原理とはそういうことだ。

 

競技力に直結しないのは特異性の原理(技術や物理の理解も含め)に問題があると僕は思っている。

 

そして、特異性の原理は「適応」なので筋肥大や筋力が上がるということは過負荷の原理よりも劣ると思う。

特異的な棒高跳の跳躍でどれだけの仕事量を稼げば筋量が向上するだろうか。

特異的なスプリントでどれだけ走り込めば筋量が向上するだろうか。

 

だとするならば、棒高跳の跳躍を繰り返すよりかは、ロープを登ったり鉄棒で懸垂逆上がりをした方が必要な筋肉の筋量が向上するだろう。

そこに過負荷の原理と可逆性の原理と特異性の原理に基づいて行えば良い。

 

ともなると過負荷の原理や可逆性の原理に従いつつ特異性の原理は何が特異的なのかを考えるべきだ。

つまり3原理を正しく理解すればウェイトトレーニングは決して悪にはならない。

 

トランクスは精神と時の部屋でベンチプレスやスクワット、デッドリフトをひたすら過負荷の原理と可逆性の原理を遂行していたのではないかと僕は思っている。

過負荷の原理と可逆性の原理が出来ているのだからあとはベジータと組手なりシャドーなりダッシュなどアジリティ系をして実践戦闘という特異性を上げていればあの強烈なパワーもセルにぶちかませたと僕は思う。

 

そしてそれを適応させる時間もあったはずだ。

  出典:鳥山明「ドラゴンボール」より

筋量が多いことが悪なのではない。


適応に時間がかかる

過負荷の原理や可逆性の原理から目を背け特異性の原理を都合よく解釈しているアスリートも多いと思う。

よく聞くのは体を大きくしたらパフォーマンスが下がった。

または大きくすることを試してもいないのに下がると判断している。

 

だから身体を大きくすることはしたくない。

 

これは適応に時間がかかるのに目先の結果を追った結果、悪かったときに明らかに変化したのが体つきだったから、悪とされやすい。

適応には時間がかかるものだ。

 

自分の身体が変わるということは物理的にも変化している。

そのためには自身の重心やボディコントロールを理解しなくてはならない。

そして現在の最大限の力を発揮できるところを技術的に、物理的に理解しなくてはならない。

 

理解するのをやめてしまうと知っている技術や物理に戻ろうとする。

そして知っているところだから記録が戻ってきたりする。

そしてやっぱり大きいのはダメなんだ。となる。

しかしそれをしてしまうと長い目で見て記録は低迷すると僕は思っている。

 

自分の物理が変わったのであれば計算で言えば式が変化した。

式が変化した中で他の数値をどうすれば答えが大きくなるのかを考えなくてはならない。

それはスピードが落ちたのか、地面反力が落ちたのか、遠心力が大きすぎるのか様々あるだろう。

 

筋量が増えたが何かが減ったから答えも小さくなっているわけで。

減った何かを追求し適応させて答えを大きくすることが競技力でありアスリートとしての考え方だと僕は思っている。

だからこそ適応に時間がかかるということを理解した上でウェイトトレーニングと向き合い特異性を考えなくてはならないと思っている。

 

特異性とはあくまで適応。

過負荷の原理や可逆性の原理とバランス良く実行できればパフォーマンスは上がる。


最後に

トレーニング3原則の中で一番逃げ道に使われやすい特異性の原理。

僕が高校生や学生に感じることは、もう少し身体がついてくれば強くなりそうだなという感想。

しかしこれは海外の選手も日本人に感じるところなのではないだろうか。

 

技術動作が進化していく中で身体つきが上がっていくことはマスト。

僕も学生の時は原理原則を知っていただけで理解していなかったし、都合の良いように特異性の原理を解釈し筋量も筋力も上がらない意味のないトレーニングを特異性の原理だ! なんて言って無駄に積んだこともある。

 

そして競技力を上げる上で大事なのは身体のベース。

ベースがしっかりすれば適応力も上がるだろう。

 

つまり前回の自分を越えろの過負荷の原理

そしてシーズン中もちゃんとやれの可逆性の原理

 

この2つ無くして特異性の原理は有り得ない。

結局強くなろうと思い、知れば知るほど、理解すればするほど逃げ場がないんだよな。

 

理解すればちゃんと働いてくれるのが筋肉

サボれば間抜けな筋肉

 

ではまた次回っ

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