こんにちは。永田です!
6月24日に三ツ沢陸上競技場にて行われた神奈川県選手権の棒高跳に出場し4m60で6位に入賞し8月に行われる関東選手権に駒を進めることができました。
以下、例に漏れずおじさんの試合日記を綴っていこうと思います。
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目次
今年は準備が出来ていない。
この一言に尽きます。出来ていないというより、していないと言った方が良いだろうか。今年に入って軽い筋膜炎を左ハム、右ハム、左ふくらはぎと立て続けに起こしてしまい満足に練習が出来ていないのが実状でした。
筋膜炎を起こしてしまう理由は継続的に練習をしていないから。去年目標だった5m00跳べたことで今年も出来る気になってしまっていたのが原因だと思っています。年を跨いだ以上過去は過去であり今年は今年。
ゼロベースで考えなくてはならないとここまで反省しています。
ということもあり、例年だと14歩助走までは作れているこの時期に10歩しか出来ていない状態は危機的状況ですが4m50くらい跳べば抜けるだろうとタカを括って会場入りしたわけですが思わぬ事態になりました。
去年まで東京登録にしていた神奈川出身の東海大の学生が今年は神奈川で申請を出しているではありませんか。
これによりエントリーの資格記録は4m90までで7人となり、とても10歩で抜けられるレベルではなくなりました。僕の予想は4m60を1発か4m70の成功がラインになると予想が立ったので、ぶっつけ本番で12歩に助走を伸ばし挑むこととなりました。
結果として予想通り4m60を1回目で越えギリギリ6位に入賞し関東大会に駒を進めました。
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身体が万全ではない為、僕に残されたカードは精神力しかないわけですが、選手に常々伝えていることが今回は自分自身に返ってくるわけですからやらざるを得ない訳ですし言ってきた言葉が局面局面で思い出されます。
- 風はコントロールできないから風の話はしない
- 足合わせから集中し、早い段階で跳躍の体制を整えること
- まずは一本目、必ず記録を残すこと(試合当日、妻からのラインにて)
- ポールや高さが上がった時に中途半端にしない
- 人の跳躍は1mmも関係ないので自分のことに集中する
これらは常に僕が選手を見て思っていることであり、時には伝えていることです。どれもこれも正論で優しさなど一欠片もないかもしれません。
Official髭男dismさんが「正しさよりも優しさが欲しい〜」やKing Gnuが「正しさを振りかざさないで〜」など歌っておりますが、競技の世界に優しさなんてものは邪魔になると僕は思っています。特に試合の時は。
だからこそ日々思っていることが、試合の日に出てくるものだと思っています。これは裏を返せば以下の通りになります。
- 風が悪くって上手くできない
- とりあえず踏み切れれば良い
- 1本目ミスっても後2回残ってる
- ポール変えたけど立つかどうか分からないけど、感触分かれば良い
- 人の跳躍が気になり自分の次の試技までの時間を無駄にする
これらの思考が日々の練習から積み重なっていると、必ず試合で出てくると思っています。
このようなことがあるから練習は試合のようにという言葉が生まれるのでしょう。これはコーチ席から試合を見るようになってから気付けました。僕も選手の時は下の思考があり安定しない選手でした。
コーチ席で試合を見ているとアップの段階で誰が勝つか大体予想が立ちます。そしてその背景も想像できます。良い練習を積めてきたんだな。迷いなく行ってんな。ポールが変わったから確かめて安心したがっちゃったんだな。人が跳ぶたびに意識をそっちに持ってかれて集中していないな。などなど。
偉そうなことを書いておりますが、去年からそういった意識を持つようになったら僕自身が変わったのでこういった事が本当に強い人が使う「覚悟」だったり「決断」だったりするんだなとなんとなく分かりました。
10年くらい気付くのが遅いのですが…笑
ということで関東選手権まで7週間あるので、次に向けて最善の準備をしていこうと思っています。去年は8位入賞を目標として8位でしたので目標を達成している訳ですが、これももう去年の話。ゼロベースで考え挑んでいこうと思います。
どのようなグランドコンディションだろうと、誰が何メートル跳ぼうと、永田の跳躍に勢いを持たせるのも萎ませてしまうのも全て永田の過ごし方と考え方で決まるので頑張ろうと思います。
関東選手権は16歩で出る予定です。4歩伸ばせば可能性は広がる。
永田はあと2回変身を残している…
ではまた次回っ
昨年の神奈川県選手権はこちら↓
#151 神奈川県選手権の反省と展望〜前回の記録会からの流れ〜更新はTwitterです。
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