#27 エンパシーとシンパシー〜人の経験は本質的に理解できない。

こんにちは。永田です!

 

よく人の気持ちを考えなさい。とか自分がやられて嫌なことはやめなさい。など色んなところから聞こえてくるし、実際に言われて来ました。

 

時代も多様性などと言われるようになり、僕もだいぶ気軽に暮らせるようになって来たんですが(何に苦しんでいたんだ)その中で面白い言葉に出会いました。

 

目次

empathy

 

リピートアフタミー「エンパシー」

 

このエンパシーと言われる言葉を聞いたことがある人も中にはいるかもしれないが、僕が僕のブログに僕のために記そうと思います。

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エンパシーという能力

まず初めにエンパシーとは能力と記されていました。

つまり鍛えないと身につかないものと認識をしてください。

 

それとよく混同されるのが「シンパシー」

この言葉は何となく聞いたことがありますよね。

僕も「シンパシー」という言葉を日常で使いたいな〜と思いながら使い方が分かりません笑

 

じゃあエンパシーって何?

オックスフォード英英辞典のサイトだと以下の通りです。

「他人の感情や経験などを理解する能力」

 

ん? それって能力なの? と思った方いると思います。

 

では混同しちゃうシンパシーはというと、同サイトで以下のように記されています。

「誰かを可愛いそうだと思う感情、誰かの問題を理解して気にかけていることを示す」

「ある考え、理念、組織などへの支持や同意を示す行為」

「同じような意見や関心を持っている人々の友情や理解」

 

つまり簡単にいうと

昨日帰ったらあまりに疲れて夜中にアイス食べちゃったんだよねー! やばくなーい?

 

えーーー! 分かるー! 私も疲れた時はむっちゃ食べちゃって翌朝後悔するもーん。

 

これはシンパシー

 

僕はこのアイス食べちゃう人の「やばくなーい?」には「うん。やばいね」とシンパシーは感じられないのだ。

つまり感情的に理解が出来ない

つまり必要なのはエンパシーになるわけで、夜中にアイスを食べたくなる「やばい行為」を理解する作業と努力をしなくてはならない笑

 

逆に昨日200mを10本走って全身筋肉痛になっている人にはシンパシーを感じられる笑

 

 出典:庵野秀明「新世紀エヴァンゲリオン」より

 

狭い。

圧倒的に僕のシンパシーは狭い!

そんな奴はそうそういない。

 

つまりシンパシーは「感情や行為に理解できるもの」なので努力をしなくても自然に出てくる感情なので能力ではないわけです。

 

一方エンパシーは自分と違う理念や信念だったり、別に可哀想とかヤバいと思えない立場の人々が何を考えているのだろうかと想像する力であり、そこには知的作業や努力が必要となるわけです。


尊重の心

じゃあシンパシーとエンパシーを知った上で、僕の考えは「尊重しあう心」が必要な世の中になるのではないかと思いました。

 

だって30年生きていて他人に同じ匂いがするって人そんなに出会えなかった。

え? 僕だけ?

 

「君…良い匂いするね。LCLの匂い」

なんてシンパシー感じちゃうこと人生に何回も起きないでしょ。

 出典:庵野秀明「エヴァンゲリヲン新劇場版 破」より

 

今やSNSがあるからシンパシー発生頻度は上がっているかもしれないけれど、社会で生活していく上ではエンパシーのほうが多用に発生するのではないかと思います。

 

今となっては、めっきり減った飲み会ですが僕は酔っ払いとういものが理解できない

まずお酒はこの世に無くても僕は生きていける。

ただそこに楽しみを持っている人は必ずいる。

20代の時なんかはエンパシーも低いもんだから理解する力もなかった

 

だが今30代になり、理解はせずとも許容できることはできるし、飲酒を好む人の背景も想像ができるようになっているので尊重もできるようになってきた。

 

つまりエンパシーの能力が付いてきたのだろう。

 

ただ二日酔いを可哀想とは思わない。

 

それに、今のキャリアのトレーナーとコーチはエンパシーが必要不可欠だ。

教員や塾の先生だって必要な能力だろう。

 

だけどキャリアに関係なく、自分ができることを出来ない人に伝えること、自分が相容れない理念や信念を抱いている人を尊重するのは時間と労力を要するのも事実である。

それを「おかしいヤツ」とか「そんなんの何が良いんだよ」と言うのは凄く簡単。

 

でも、考えの相違で人は傷つけあうのも事実で、中には自分の理念を尊重できず自傷をする人だっているのも事実。

 

全ての人がエンパシー能力を上げていければ争いは無くなるのだろうか? と考えたりもするけれど、これは僕の仕事じゃないから、もっと頭の良い人に考えてもらおう。

 

とまぁ、なんか凄く真面目な感じになってしまいましたがエンパシーという言葉を考えて文字に起こしました。


最後に

ということでこれを読んでいただいた方はエンパシーを知ったわけで行動がどう変わるかは自分次第なわけですが。

この記事にシンパシーを感じてくださった方は素直に嬉しいです。

 

ただ尊重で終わるのももったいないとも思っています。

「分かるー」と言う言葉にも含まれている感情があると思います。

軽いものもあれば、本気で理解してくれた「分かるー」があるはずです。

 

ですので、自分が感じたことを素直に意見し交換するとより、エンパシーだったものがシンパシーに近づくこともあるのではないかとも思っています。

 

ですので色んな価値観が認められつつある世の中で自分の意見を言うことは、重要な能力になるのでは? と思います。

 

では200mを10本やってきます。

200mを10本走ったらどんな感情だと思いますか? 想像し理解してください。

 

ではまた次回っ!

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