#87 日本選手権まで残り2週間弱〜コーチの永田が出来ること〜

こんにちは。永田です!

 

日本選手権のエントリーやタイムテーブルが発表されいよいよかと身が引き締まる想いに耽っています。

そうだ。もういくつ寝ると日本選手権だ。

 

棒高跳の順天堂大学関係者の出場は3人。

来間選手と石丸選手と奥選手。

 

各々のベストパフォーマンスが出せるようにサポートをしなくてはならない。

一人一人目指しているところが違うがやるべきことは同じ。

というかかける言葉は同じ「やれることに集中しろ」

 

残り2週間弱ここまできたらフィジカルが劇的に上がることもなければ走るのが速くなる事もない。

だから「やれることに集中しろ」

 

これは永田にも言えることで残りの2週間でどれだけ選手と同じビジョンを見ることが出来るのかより詰めていかなくてはならない。

 

そうすることにより当日の僕の仕事が減る。

当日の理想は現象の確認と選択肢の即決。

ここに向かって2週間かけて詰めていくということだ。

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目次

無理はしない

あと2週間何を詰めていくのか。

それは無理をさせないこと自分を信じさせることだ。

 

アスリートはよく無理をしてしまう。

怪我を抱えながら試合に出たり疲労感があっても練習をしてしまったり。

僕も無理をしながら競技をしていた気がする。

 

試合は待ってくれないし怪我は治ってくれないし。

ただ学んだことは無理をしたって良い結果を得ることは難しかった

気持ちすごく理解できるからこそ選手に無理はさせないようにしている。

 

以前来間選手が言った漫画の話で現実に考えることでフィクションじゃなくなるという記事を書いた。

僕も大好きな漫画があって影響を受けているキャラクターがいる。

 

シャーマンキングの麻倉葉を知っているかな?

僕が中学生だったから20年くらい前の漫画で今またリバイバルでアニメも放送している。

 

僕は人生のことあることにシャーマンキングを読んでいる。

聖書のように。

選手の時日本選手権で失敗した時や手術をした時も読んだ。去年失業した時も。

 

その中で言っているセリフが無理をしないということ。

 出典:武井宏之「シャーマンキング」より

無理するとそん時、自分が何をすべきか何をしてはいけないのかさっぱり分からくなっちまう

 

言葉にしたら無理をしないなんて簡単。

ただ「無理をしない」を実行するのはどうだろうか。

 

そしてこの上のセリフは本当にそうだ。

怪我を無理して試合に出たらどうだろうか。

何をして何をしてはいけないのか。誰か答えられるだろうか。

 

疲労が溜まっているのに練習を無理したらどうだろうか。

何をすべきで、何をしてはいけないのか。答えられるだろうか。

 

自分の力量以上の無理してポールを使うことはどうだろうか。

何をすべきなのだろうか。逆に何をしてはいけないのか。

答えがわからなくなってしまう。

 

こんなにシャーマンキングを読んでいるのに僕は無理をしていた。

 

無理をするということはそれだけ目的も目標も自分ですら見失ってしまう

 

だから自分のできることに集中しろと常日頃から伝えている。

無理をして見失ってしまえば戦えるものも戦えなくなってしまう。

結局出来ることしか出来ないのだ。


自信を持つこと

もう一つが自信を持つこと。

試合の当日のピットで出来るだろうと思って立っている状態でないと戦えない。

 

その点僕は出来るかな? と思いながら立っていた。

本当に今だから書けることがたくさんあるけど当時は絶対にこんなことは発信できなかったと思う。

 

自信なんてよく聞く言葉で答えなんて誰も知らない気もする。

ただ僕が思う自信とは字の如く自分を信じることが出来たやつでしかない。

 

人はどうしてもコレで良いのかな? 合ってるかな? 他の人はどうしているんだろう。と迷ってしまう。

これでは自信には繋がらない。

これで良い! 合っている! 他の人? ごめん見てなかったわ!

これくらい言ってほしい。

 

僕はアスリートは泥団子を作っている感覚に似ていると思っていて。

果たして泥団子に正解はあるだろうか?

 

大きければ満足する子もいれば小さくても綺麗なので満足する子もいる。

それをアスリートは自分の泥団子に拘って拘ってより良いものを。

時には崩しては再築して自分の良いと思う泥団子を作る。

どうやったら他の人より凄い泥団子が作れるのか。

 

だからそれに完成もなければ不正解もない。

試合の日にそれまでの最高の仕上がりの泥団子を持っていけるかいけないのか。

 

ただそれもやはり客観的な判断は必要だと思っている。

もっと水分を含ませたほうが良いんじゃないか? とか

白砂かけてコーティングをしよう。とか。

見えてないだろうけど、裏側に亀裂が入ってきてるよ。とか

 

アスリートは自分が好きなことを全力でやっている。

それは子供の頃に夢中になって作っていた泥団子が競技に変わっただけだ。

 

だから自分が良いと思った泥団子をいかにして作り上げていくのか試行錯誤の果てに自信を積み上げていく。

これだ! と思えばあとは試合で見せつけてやれば良い。

 

あるもの全てを出すだけ。

 出典:板垣恵介「バキ」より


最後に

コーチとして残りの時間をいかにして過ごしていくのか考えるために書きました。

最終的に自己表現するのは選手だからそこまでが僕の仕事。

 

無理をさせないことと確固たる自信を持たせること。

そして漫画から学べることはあるよって話

 

だた今年は来間選手が去年優勝しているためどうしても「連覇」という文字がチラつくし声もかけられる。

しかしこれは事実であるため向き合った上で挑めばいい。

「防衛」なんて言葉は取ってつけたような分かりやすくするためだけの言葉。

どんな立場であれチャレンジャーだ。

 

こんな虚勢を張ってるけど結局永田が一番お豆腐メンタルなんだよな笑

 

ではまた次回っ
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