こんにちは。永田です!
そういえばこの6月が終われば個人事業主になって1年が経つんだった。
去年の4月に倒産を告げられてから独立しようと決心して気がつけば1年。
意外と出来るもんだなぁと思いながら今のままでも良くないよなぁと思っている。
ただ企業や組織から守られずに自分で責任を負って1年過ごせたことを褒めてあげたい。
よく頑張ってるよ永田。
ただもっとやれるよ。こんなもんじゃないハズ!
色んな人生があるけれど永田がフィットネスに携わって10年が経ちました。
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目次
トレーナーはトレーナーでしかない
トレーナーになったのは23歳の時。
というかこの時はただのバイトのスタッフだ。だからトレーナーとは言えないだろう。
僕は競技がしたくて大学卒業後も続ける決断をした。
しかし企業に所属はできなかったのでアルバイトをしながら。
企業からのアスリート優遇の話も当初はあったんだけど蓋開けたら時給の労働だった。
この時の憤りったらなかった。だからこそそのパワーが競技に向いたこともあった。
そして自らトレーナーになりたいと思っていたわけではない。
そして世間的に見ればフリーターだ。
売れない若手芸人と言ったところか。
かっこよく言えばドリーム貧乏だ。
時給で1年間働いてみて思った。
いや、これ無理だ。
何の糧にもならないし自分の成長にならないし生活もしんどい。と思い迷いながらもパーソナルの資格を取ることを決意した。
勉強は得意ではないが筋肉のこととなると楽しかったし苦手な力学も何となく理解ができた。
そして競技に結びつく考え方もできたし、注意深く指導で動作を観察することにより、力の方向を見る目を養うこともできるようになった。
3ヶ月研修を受けてパーソナルの資格を取得に至ったんだけど実際に指導してみて一番大変だったのは、お客様のトレーニングレベルの見極め。
ここが一番大変だった。
僕たちアスリート集団が当たり前にやっていることは一般の方には当たり前じゃない。
自重のヒップリフトでも脚を攣る人がいる。
重さを上げることに抵抗がある人がいる。
それを「弱いです! もっと頑張りましょう!」と片付けてしまうのか、もっとイージーな種目を考え出来ることを生み出すのかでトレーナーの質は問われるだろう。
当時簡単な種目に降りていくのが一番難しかった。
これもだめか、あれもだめか。
一体何なら出来るんだ。
そんな手応えでは結果が伴わないため継続してくれる人は少ない。
そんな経験もあるからこそ、トレーナーは体力レベルの考慮と尊重し考えなくてはならないと思っている。
どうしたものかと考え抜いた末に出来る種目が増えてきて、できなかった事が出来るようになって結果が出て信用を得ることができてトレーナーとして認められる。
アスリートという肩書きはアスリートであってトレーナーではないことをその時に理解した。
アスリートはアスリート。
トレーナーにはなれないしトレーナーはトレーナー。
人の信用を得ることが楽しくてもっと喜んでもらうためには何が出来るか考えるようになった。
勉強、言葉遣い、伝え方、立ち振る舞い、温度感。
どれも社会人として当たり前の項目だけれど、どれもこれも実践するのが難しい。
だからこそトレーナーという仕事がどんどん好きになっていった。
トライ&エラー
トレーナーになってトライ&エラーだけではダメだということを学んだ。
エラーは起きても良いんだけどエラーの後に何をするか。
ケアやチェック。
僕も昔はただ単にトレーニングを頑張らせる指導をしてしまっていたこともあり、またしても結果は出ずに継続してもらえない。
コレではトレーナーの資格を持ってるだけの人。
ダイエットで悩んでいる人は必ずエラーで終わってる。
だから成果が出なくて悩んでしまう。
そして諦めてトレーニングをやめてしまう。
もちろんその人が継続してきた食事制限やウォーキングを否定する気はないが、成果が出ない以上「それじゃない」ということを認めなくてはならない。
それはアスリートも同じ。
同様に自身の競技動作に変化がないのであれば今取り組んでいるトレーニング内容を「それじゃない」ということを認めて別の策を講じなくてはならない。
ダイエットやボディメイク、ウェイトトレーニングにおいてエラーは付きものだし現象は起きてみないと分からない。
起きた現象が良い傾向ならばそのままGOだし、エラーが起きたのならケアやチェックが必要だ。
なぜこのような現象になるのか。
実際に経験した内容で、糖質摂取量を少しづつ上げていって体重が減少傾向にあった人がパタンと減少傾向が止まった。(糖質は適切な量を摂取することによって脂肪は燃焼されます。世間の過度な糖質制限に永田は憤りを感じていますが、心の中に留めておきます。)
減少傾向が止まりお客様は少し焦るわけだ。
ここで僕が「ちょっともう少し様子を見ましょう」なんて言ったら不安は解消できるだろうか。
それって腰痛や膝痛の人に「うーん、経過観察ですね。痛かったらまた来てください」って言うようなもんで言ったら「何もしない」を選択している。
お客様の生活スタイルや運動量を加味し、それを伝えた上で
「糖質の摂取を増やします! 最初は体重が増えるかもしれない。ただその後、落ちる可能性があります。もし落ちなかったら僕の責任ですので自分を責めないでください。そしたら別の作戦を立てます。」
もちろんこれは僕の知識や知恵と経験からジャッジしている。
しかし糖質を増やす判断にお客様は驚いている。
糖質を増やす? こんなに世の中は低糖質で打ち出しているのに!?
結果はその後すぐに体重が2kgほど減りました!
もうそうなると永田の方がお客様より喜ぶ笑
小さくガッツポーズよ!
出典:小山宙哉「宇宙兄弟」より
人の体に個体差は必ず存在する。
それを理解し追求し探求し再現する。
トライ&エラーで終わってはいけない。
だからこそパーソナルは結果を出さなくてはいけない。
最後に
ちょっと自分語りみたいな記事になってしまった。
だけど、失敗をする中で経験してきたことや、科学で証明されていることを愚直に行うことが大事だと思っている。
仮説を立て実行し結果を判断し検証する。
そしてまたトライ。
人は変化したいと思っているのだけど、今行っていることを変化させる事を恐れると思っている。
それは今行っている物で結果が出てほしくて間違っていることをしていると認めたくないからではないだろうか。
だからトライ&エラー、エラー、エラーでループしている気がする。
大事なのはチェックやケア。
トレーナーをして結果を出すということはそれをしなくてはならないと学べたし、どの物事においても必要な考え方ではないだろうか。
そして永田もこんなことを言いながら目的を見失いエラーを重ねまくることもある。
独立して1年はやりたくないことのオンパレードだった。
名刺の作成、店舗の備品調達、経費の計算などなど。
今もやりたいことリストより、やりたくないリストの方が多い。
でもやりたい事をするには、やりたくないリストを潰していくしかない。
ただ今は1年支えてくれた皆様に本当は直接お礼を言って回りたいが1番やりたいことだ。
世の中が落ち着いたらお礼をして回ろうと思っています。
ではまた次回っ
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