こんにちは。永田です!
今回はダニング=クルーガー効果について話そうかと思います。
心理現象の認知バイアスの一つです。
人は知識を得て知恵を絞り生活しています。
その際にその物事についてどれだけ理解しているかで能力を評価されたり人の役に立てたりするわけです。
僕はダニング=クルーガー効果を知った時に思い当たる節がありすぎて笑ってしまいました。
そんな話をしていこうと思います。
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目次
バカの山
いきなり暴言のような見出しになってしまいましたが、まずこちらのグラフをご覧ください。
全て英語で表記されていますが、縦軸が「自信」で横軸が「経験や知識」です。
そしてグラフで読み取れることは知識や経験が少ない方が自信満々です。
これを馬鹿の山と表記されています。
その後知識を得たり経験を積むと自信は一気に急降下で絶望の谷に墜落します。
その後経験を重ねたり、知識を得る勉強で啓蒙の坂を登り自信をつけ継続の台地へと続きます。
なんか中二感あって無駄にカッコよく言ってるよな。
そこで分かりやすく、キャラクターを登場させましょう。
馬鹿の山です。
馬鹿の山です。
馬鹿の山です。
これが知識や経験が浅く、もう完全に理解したわ。とある意味自信満々で無敵状態です。
そこで新しい経験や新しい知見が入ってくると思い通りにいかず絶望の谷に真っ逆さまです。
自分は超サイヤ人ではなかったと知るとこうなります。
分かりやすく絶望の谷に落ちています。
しかしこの現象は他人事ではありませんね笑
僕にだって思い当たる節がありすぎて笑いました。
トレーニング方法
アスリートでバリバリトレーニングをしていた時は、特に勉強もしないで今振り返るとおかしなフォームでトレーニングをしたりしていました。
例えばクリーンなどのクイックリフトを猿のおもちゃのようにガシャガシャやっていたり、アームカールも腰を思いっきり降ってシーソーのようにギッタンバッタンしたりと…。
それを当時は正解だと思っていたし重り上がるからこれで良いとも思っていました。
しかし、代官山に就職した際に先輩トレーナーに指摘され正しい知識を教えてもらい絶望の谷に落ちました。
完全に馬鹿の山から転がり落ちたのです。
正しいクリーンを教えてくれる人がいなかった。と言ったらそれまでですが勉強しようとしなかったのは永田です。
これから人に指導する立場になるにあたり今まで自分が正しいと思っていたことを改めて勉強し直すきっかけになったことは間違いありません。
そしたら転がる転がる。
ことあるごとに絶望の谷。
トレーナーとしての自信はゴリゴリ削られたのを覚えています。
そこで感じたことはトップアスリートとトレーナーは=ではないということ。
そこから図にあるように勉強し改めて経験し、今まで思っていたトレーニングは最初から間違いだったと啓蒙の坂を登り始めます。
時には啓蒙の坂を登っているかと思いきや、また馬鹿の山だったこともしょっちゅうです。
またしても馬鹿の山に登ってしまうエリートサイヤ人。
その後お約束の絶望の谷
勉強していてもどんどん新しいことが入ってきて、これは啓蒙の坂じゃなくって馬鹿の山だったかーと改めて転がって初めて気がつきます…。
しかしこういった経験もあるが故に、今となっては「これは啓蒙の坂を登ってるつもりだが馬鹿の山の可能性がある」と思って登ると気が楽です。
事前に心構えしておけば落下は最小限に抑えられるし、ルート変更で本当の啓蒙の坂に切り替わったりします。
また先輩など経験がある人に進捗や思っていることを伝えれば、それは違うよとか、それで良いよと評価してくれます。
そう言った意味ではコーチはアスリートが馬鹿の山を登らないために知識や経験得るために色んなことにコーチ自身もチャレンジしなくてはならないと思っています。
最後に
ダニング=クルーガー効果は皆さんも思い当たる節があったのではないでしょうか?
何かの自信をつけるためには馬鹿の山のまま逃げ切るか、絶望の谷から啓蒙の坂を登る他ありません。
できれば馬鹿の山のまま逃げ切りたいところですが、それでは無敵で無知なイタいおじさんになってしまいます。
どれだけやったら継続の台地に行けるのかと途方に暮れそうですが、勉強と経験を重ねていく他なさそうです。
最後にエリートサイヤ人の息子を見てみましょう。
血は争えませんね。
ではまた次回っ
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