#33 全てのトレーニングメニューは目的を達成するための手段にすぎない

こんにちは。永田です!

 

最近見ている選手と話をしていて、耳心地がよく成長しているなぁと感じることが増えてきました。

いや、自惚れに聞こえるかもしれません。

てか自惚れてます笑

 

しかし、勝って兜の緒を締めろと言いますので気をつけなくてはなりません。

選手の結果だけ見ると、復活したね! 良かったね! なんですけど、急成長した選手や、復活を遂げた選手には必ずプロセスがあります。

 

つまり必ず理由があるということ。

選手の考え方の変化や、言葉の変化を思い出しながら書いていこうと思います。

 

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目次

手段の細分化

人は僕も含め嫌なことからは目を背けたくなります。

悪い結果が出た時に心のどこかで現実逃避をし訳の分からない言い訳をします。

体重が増えていた時に

 

昨日はうっかりプリン食べちゃったからな〜

 

とか。

 

試合で悪い結果の時に

 

審判の運営が良くなかったよ

 

とか。

 

でも、本当は心の中に答えはあって、その答えも分かっているのにそっと蓋して見ないふりをしてしまう。

それが人だと僕は思っています。

 

 

つまり現実を見た時に、どんな言葉が出てくるかで僕はその人のメンタルを測ったりします。

その言葉が僕の選手はかなり良くなってきた。

 

 

というより、具体的に目標との距離感を測れていると言った方が正しいかもしれない。

 

この目標に関しては必ず週に1回ミーティングをしていた。

目標に対して手段はどうするかを話させる。

 

最初なんかはツッコミどころ満載だったが、少しづつ目標と手段の線引きができるようになってきた。

 

 

具体的にどういうことかと言うと。

 

目的 強いポールを使えるようにする

手段 走り込みをする

 

悪くはないんだけど、走り込みって何? なんですよね。

走り込めば、強いポールは使えるようになるの?

 

一見、意地悪な聞き返しですし完全に間違いでもないと思います。

ですが走り込みという手段を疑いなさいと言うことです。

 

 

多分選手は走り込んで足を速くする。ということをしたかったのだと思います。

でも、走り込んで速くなれば、全員速くなってるんです。

でも違う。

ということはこの走り込みという手段は浅い可能性があるということです。

 

そうなると、目的は「強いポールを使えるようにする」ではなく「足を速くする」なんです。

そのためには「走り込み」という手段だと浅い。

より具体的に速くなる方法を考えなくてはいけません。

 

言い換えると

目的 足を速くする

手段 ???

 

このハテナを考えないと一番やりたい、「強いポールを使えるようにする」に辿り着かないわけです。

 

 

このトレーニングをかなり入れたのが一昨年の年末くらいからでした。

今となっては言葉だけで目標や手段の会話が取れているので入れていませんが、最初は選手も嫌だったと思います笑

 

何か言えばツッコまれるし、正解なんて本当にあるのか? と思いながらやっていたかもしれません。

 

僕も学生の頃はこれを理解しておらず。

目的 体をデカくする

手段 いっぱい食べる

 

というバカなことをしていました。

今なら

 

目的 体重を2kg増やす

手段 週2回のウェイト 1日タンパク質量と糖質量の計算

 

とするでしょう。

 

 

要はふわふわしないでちゃんとやれ! に尽きる。


人に頼る

そのようなトレーニングや会話の影響もあり、選手にも変化が出てきています。

手段が明確になってきた。

 

依然として強いポールを使えるに越したことはないので「足を速くする」が目的となっています。

その中で、先日スプリントのレッスンを付けていただきました。

 

コーチの僕はスプリントは分からない訳ではないけど、もっとスペシャリストがいるのであれば僕よりもスペシャリストに頼むべきである。

 

つまり手段が「走り込み」から「スプリント力学の理解」に変わったわけです。

そうなるとより、目的に対して具体的な距離感が見えてきます。

スプリントを理解して助走の感覚や、やりやすさが変われば動きのも変化は現れます。

 

逆に何も考えずに走り込みだけしていたら、変化を感じることはできないし自分の良くない癖を積み重ねるだけでしょう。

 

それにスプリントを理解した上で走り込むのと、理解せずに走り込むのは訳が違ってきます。

 

これはウェイトを理解した上でトレーニングするのと、理解せずにトレーニングするのでは全然違うということも同じことが言えると思います。

 

ダイエットを理解した上で食事を気をつけるのと、ダイエットを理解ぜずに食事を気をつけるも全然違うでしょう。

 

つまり、自分が分かってるようで分からないことってたくさんあって、知ってる風で物事にチャレンジするよりも、知った上でチャレンジするのでは全然違います。

 

各分野に必ずプロフェッショナルがいて、SNSでいくらでも発信してくれるし、セミナーも開いたりしているので頼るべきところには頼った方が良いということです。


最後に

どのトレーニングメニューにも必ず目的が存在しています。

そのメニューが手段なんだから。

 

つまり、何も分からずになんとなくやっているメニューは直ぐに辞めた方が僕は良いと思います。

また分かってる風も危険です。

 

この”風”についても思うことはあるので今度書いてみたいと思いますが、なかなか毒のある内容になりそうで…笑

 

ただ、選手の成長に伴い僕も尻を叩かれている気分です笑

日々考えて、どうすれば次のステージに進めるか、モデルケースはないか。

心理学の論文を探したり、メンタルの本を読んでみたりとインプットしています。

 

ただインプットばかりでアウトプットがなかったから、アウトプット便秘になり、ブログで排出しています笑

 

ではまた次回っ!

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