こんにちは。永田です!
毎日腹筋しているのに割れません。
毎日歩いてるのに痩せません。
毎日練習しているのに記録が伸びません。
こんな感じで悩んでる方は多いのではないかと思っています。
こんなに頑張っているのにどうして?
分かるよ。僕にも同じことが言えます。
毎日英単語覚えているのに英語しゃべれるようにならないよ! と僕も思ってます。
毎日洋楽聞いてるのに全然聞き取れないよ! と僕も思ってます。
これ英語を話せる人からしたら努力と呼べないかもしれない。
少し厳しい言い方かもしれませんが、変化がないのであれば「努力」が足りないのではないかと思っています。
誤解を招きたくはないのでここでいう努力とは色んな要素を含みます。
「量」「方向」「場所」
練習やトレーニングを頑張ることは大事です。
しかし頑張りかたを知ることはもっともっと大事です。
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目次
努力量
努力をしているとか、していないとかの努力量ってどうやって測るのでしょうか?
一番手っ取り早いのは誰よりも長い時間練習するとかなんでしょうか?
僕も過去学生の時はトレーニングルームが閉まる21:00まで毎日トレーニングをしていました。
それが優越感にも浸れたし自分の自信として精神的支柱になっていました。
たくさんの失敗もありましたが、その努力により実績も記録も残せたことも事実だと思っています。
しかし、そのトレーニングにより変わらなかったこともあります。
僕は筋肉量をつけるためにトレーニングをしていましたがその筋量が増えることはあまりありませんでした。
これは言い換えればこんなにトレーニングをしているのに変化がないから努力が足りないね。と言われても反論できません。
では21:00までのトレーニング内容が良くなかったのか。
時間を過ごすだけでやってもやらなくても変わらなかったのか。
ここに関して今振り返れば食事の努力量が足りなかったのです。
トレーニング内容は過負荷の原理も乗っ取っていたし継続もしていたので十分な量を確保できていました。
筋量を増やし体重を増やすならば176㎝63kgならば1日最低3500kcalは必要です。
当時の僕はいっぱい食べているという個人的な感想のもと食事をしていました。
おそらく計算すると行っても2500kcalくらいだったと思います。
頑張ってるつもりでも数字で見れば足りてない。
つまり食べる努力量が不足しています。
僕は食べているつもりで努力もしていたつもり。
因みに世界を賑わせている大谷投手は1日4500kcal摂取すると書かれていました。
単純に食える選手は強いです。
そして練習もトレーニングも食事もほとんどのものが数値化できます。
頑張っている! 量やっている! と思っても足りていないことはたくさんありますし、指導していて見受けられます。
量を測りたいのであれば数値化することをお勧めします。
トレーニングなら総量何キロ仕事したのか。
増量、減量なら食事の摂取量。
走るメニューなら総走行距離。
人よりも長いことトレーニングすることは分かりやすい量ですが、大事なことは時間ではなくて内容の量だと思います。
あとは良い内容を行える知識量も努力が足りなければ、足りないのです。
長い時間頑張ってるつもりでも量が足りてないなら努力が足りないと判断されてしまいます。
努力の方向
方向ってすごく難しいし何が正解かも分かりにくいと僕も思っています。
ただ方向という以上、目的地がないと方向は定まりません。
この目的もなく頑張り始めるからよくわからない継続バイアスが増えるのではないかと僕は思っています。
例えばなんか体に良さそうだからといって始めたサプリメントが増えに増えている人を見たことがあります。
そんなに一杯なんで飲んでるの? と尋ねたことがあります。
「体に良さそうだから」「誰々が良いって言っていたから」など目的が無く飲んでいる人が見受けられます。
だとするならばお金がもったいないから辞めたほうが良いよと僕はアドバイスをしますが大体嫌な顔をされます笑
僕は常々目的に対して手段は間違っていないか? と言っています。
これはサプリメントもそうですが、基本的に世の中の選択肢は手段です。
目的があるから選択肢として手段を選びます。
毒状態になってないのに毒消しを使ったって意味がありません。
まひ状態のポケモンに毒消しを使っても毒は治りません。
ただこの手段目的化沼はすーぐ引っかかっちゃう。
僕も気をつけててもすーぐ引っかかっちゃう。
この間も20分ジョギングで「脚を作る」という目的だったのにいつの間にか「キロ4分で5km走る」にすり替わってて脚壊れた。
頑張りたくなってしまう気持ちも分かるし事実僕も沼にハマってるんだけど見失ってしまうと全然違う方向に努力をしてしまうし目的地には辿り着きません。
脚を作る予定が壊してんだもん。
「走るのを速くしたい」という最大の目的は忘れないように心がけましょう。
努力する場所
場所ってなに? と思うかもしれませんが、こだわりが強い人ほど場所を間違えたりします。
テストでいい点を取るにはどうしたら良いか。
まずは配点が大きいところから勉強をするべきだと思います。
国語のテストで、例えば夏目漱石の「こころ」から描写を読み取る問題が50点分、読みと漢字の書きから15点分、古文「枕草子」から35点分だとするならば真っ先に勉強するべき箇所は「こころ」からだと思います。
いきなり読み書きには行かないのではないだろうか。
100mも単純な話をすれば100m先のゴールをいち早く通過した選手の勝ちです。
ではその要素は何だろうか。
スタート、加速局面、中間疾走、減速局面、フィニッシュが挙げられると思います。
ではこの要素でどこを強化すれば100mは速くなるのだろうかを考え実行すれば良いのではないでしょうか。
スタートのリアクションタイムが昨今表示されていますが、おそらく大事なのはリアクションタイムではなくて中間疾走や後半の減速局面をいかに走れるかなのではないでしょうか。
最初にこだわりが強い人は場所を間違えると書きました。
スタートにこだわってしまうとリアクションタイムばかり追ってしまいます。
リアクションタイムベストだ! とまで言い始めたらもはや反射神経選手権を目指したほうが輝けそうな気がします笑
ただね…これもハマりやすい沼なんだよな。
僕も走るにおいてプライオメトリクスを入れていたけれど、その中にBOXジャンプという種目があります。
いつしかBOXジャンプの段数を追い始めいていることがあります。
必要な要素の強化として効率の良い力の伝えかたを習得するはずが、腰を反らして無理矢理ジャンプしたり、不必要に膝を抱えて無理矢理台に乗ったり、そして失敗してスネをズルムケし流血したりしました。
何が何やらです笑
時には必要かもしれませんが大局を見てどこに力を注ぐべきか、こだわりが強すぎると見当違いな場所で戦い独り相撲してしまうことが多いにあります。
最後に
努力が足りないと言われるのはもっともっと沢山のニュアンスがあるかと思いますが、今回は「量」「方向」「場所」を書きました。
頑張っている人が沢山いるのは理解していますし一人一人が本気なのも理解しています。
ただ頑張っている人ほどハマりやすい沼がたくさんあって僕も例に漏れずハマってきましたし、今もしっかりハマります笑
努力って扱い方が難しい言葉だとも思っています。
取り扱いには注意しないと永田みたいにすぐに人を怒らせてしまいます笑
ただ努力と一言で言っても「量」「方向」「場所」のように深掘りして行かないと実らないことの方が多いです。
実っている人は「才能だ」と一言で片付けてはその人に失礼だと思います。
適切な量を行い方向を定め場所を理解して物事に取り組むから努力が実ります。
出典:寺島裕二「ダイヤのA」より
さて今日も寝る前5分で英語マスターやってから寝よっと。
ではまた次回っ
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