#146 「二兎追う者は一兎も得ず」は条件付きで二兎とも獲れる

こんにちは。永田です!

4月に入り対抗戦なども始まり、記録を狙わなくてはならない試合までの日数も限られ始めたのではないかと思います。

記録会などに出て今の課題が何点か浮き彫りになり、失敗できない大会に向けて計画を一新している選手もいるかと思います。

今回書きたいことは課題を克服するためにはどんな考え方をしなくてはならないのか。ということです。

諺に「二兎追うものは一兎も得ず」というものがあります。ここでいう兎は課題克服による成果だということは分かるかと思います。できるなら二兎とも獲りたいです。そして出来るなら楽な方法で二兎とも獲りたいです笑

この記事の雰囲気がなんとなく分かってきた方は永田の記事を読んでくださっているのではないかと嬉しく思うと同時に感謝します。

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目次

二兎得ることは可能である

まず初めに、二兎得ることは可能だと思っています。ただし初心者から中級者にかけてはという条件付きです。例えば、ダイエットにしても初心者のうちは筋肉量の向上と脂肪量の低下は同時に行えます。しかし熟練しある一定以上の方となると同時に行うことは難しくなってきます。

そして成果はいつしか頭打ちになり、具体的な戦略を変更せずにズルズルと惰性の継続が始まります。課題を解決するためには具体的な戦略を練らなくてはならず、同じことを繰り返しても兎を得ることは困難になってきます。

自分のレベルも上がれば課題のレベルも上がります。すなわち成果である兎のレベルも上がるというわけです。ということは熟練していけばしていくほど二兎獲得できる確率も下がるというわけです。

最初の方はボーッと餌食ってる太った兎や居眠りこいて警戒心ゼロだった兎だったので二兎とも獲れました。そしてそれは楽に獲得ができます。

しかし先の通り自分のステージが上がれば動きが俊敏な兎が現れたり、姿を隠す兎が現れたりと難易度が上がります。そしてどちらか一つにフォーカスをしないと二兎とも取り逃がし、なんの成果も得られず永遠に同じ兎に翻弄され続けるでしょう。

そして兎に翻弄され続け、追いかけているだけの状態になりいつしか成果を得られず停滞。

ただ追いかけてもどうにもならないということは、こちらもあの手この手で戦略を変えなくてはなりません。その為には一度座り込み、飛び跳ねる兎をどう獲得するのか、姿を隠す兎をどう獲得するのかを考えなくてはなりません。

そしてある時から二兎同時に得られないということを認識しなくてはなりません。

これはモンハンと同じです。同じエリアで2頭の強敵モンスターを相手にしたら、すぐさまジリ貧になりパニックを起こしているうちにベースキャンプ行きです。

出典:カプコン「モンスターハンターライズ」より

話を戻すと、どちらを優先して獲得するのかを決めなくてはなりません。その兎は筋量と筋力だったり、スプリントフォームの獲得と基礎走力だったり。

一つのメニューや戦略で二兎とも得られるのは初心者、中級者までの課題です。

ここで頭打ちになると、二兎とも獲れる自分がまだ知らない魔法のような方法があるのでは? と思いたくなる気持ちも分かるし僕も永遠に二兎追い続け成果を得られなかった経験があるので分かります。

僕は怪我の改善と試合の結果を両方獲得しようとしていました。そんな二兎を追ってももちろんどちらも獲得できませんでした。

ですので僕がすべき事は怪我の改善だったので、ある時に手術を行いリハビリに努めてから結果を追いました。

これは極端な二兎ですが、小さなことでも同じことが言えるでしょう。

だからこそ、選手には二兎追うことの難しさと非現実的だということ、できたとしてもスーパーラッキーだということを伝えなくてはなりません。そして最優先事項を決めて一つづつ課題を潰さなくてはならないと思っています。


最後に

全ての人が二兎得られるのであれば二兎得たいと考えています。そして楽ちんで簡単な方法で。

それは初心者、中級者ならあり得る話ですが、自身のステージが上がれば兎のレベルも上がります。つまり各兎の特徴を捉えてそれに見合った戦術を立てて一兎ずつ獲得しなくてはならないタイミングが絶対に来ます。

それを認めて、二兎追いたい気持ちをグッと堪え二兎追う努力を止め、一兎を追う努力に切り替えられると良いのではないでしょうか。

「金、権力、女」と海賊王のような社長さんが知り合いにいますが、ちゃんと一つづつ獲りにいっていたみたいです笑

ではまた次回っ

関連:目的が明確なトレーニングを心がけようって話

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