こんにちは。永田です!
先日、大学の先輩の草野さんに誘われてウェイトトレーニングのMAX測定を選手だった時以来に行いました。
MAX測定をする時はその日の体重をちゃんと測っておくのも大事なことです。
重いものが上がれば確かに良いのかもしれませんが、同じデッドリフトでも体重が60kgの人が上げる120kgと体重が80kgの人が上げる120kgでは、体重比が違います。
60kgの人は自分の2倍の重量を扱えるのに対し、80kgの人は1.5倍の重量です。
あくまでウェイトのMAX測定は自分との比較ですので、誰が何キロ挙げるとかは関係ないので、測定をする時は体重を測り、「自分対重り」の心構えが大事になってきます。
その中で、課題を見つける事がMAX測定の意味に繋がるでしょう。
早速その日の結果を記したいと思います。
永田の体重 64.5kg
ハングクリーン 90kg 体重比1.39倍
ハーフスクワット 115kg 体重比1.78倍
ベンチプレス 95kg 体重比1.47倍
デッドリフト 110kg 体重比1.70倍
まぁそんなもんだよなって感じです笑
4年ぶりくらいにしっかり測ったので楽しかったし、なんとなく思っていたことと感覚は当たっていました。
ここからは詳細を2記事に分けて書いていこうかなと思います。
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目次
ハングクリーン
最初はハイクリーン(床から)やろうと言っていた草野さんに対し、僕が「いやー最近全然やってないしな〜」とかゴネていたら、ゴネが草野さんに伝染し「アップした感じハングの方が良いわ」とハングクリーンになりました。
僕のここ最近の感覚からして95kgが挙がれば大したもんだなと考えていました。
競技を退いてからはほとんどトレーニンングには入れない種目だったので、やっても80kgまでしか取り組んでいない状況です。
70kgから85kgまでなんとか来たものの(85kg重いな〜!)と心が叫んでしまいました。
出典:尾田栄一郎「ワンピース」より
これはルフィが感じた船長としての重さだが、85kgも重かった…。
90kgはなんとか挙げたい! という気持ちで望み、引き上げる前に永田は(スピード感、スピード感。フォースは加速度が大事なんだ)と心で唱えたものの、引き上げの瞬間に左の背中がぐにゃりと抜ける感じがあり、バーベルはノロっと1mmのスピード感も感じることなく永田の鎖骨に近づいてきた。
あ〜全然ダメだ〜。でもここしかない! と言わんばかりに両肘を突き出しキャッチに成功したものの左背中は死闘のダメージを負いピクピクしていた。
続く95kgに対しては持ってみたものの1mmも挙げられる気は起きなかった。
草野さんは「永田いけるぞ!」と鼓舞してくれていたが、永田の意識は瀕死の左背中のピクピクにもってかれていた。
せーの! と挙げた重りは臍まで上がり、そのまま何事も無かったかのように元いた位置に戻っていった。
記録90kg
ハーフスクワット
左背中のダメージが残る中、スクワットは120kg超えたら良いな〜という願望の元アップを始める。
スクワットは最近週2で行ってはいるものの、60kgで10回5セットなどを組んでいるため担いでも70kgとかでした。
重さに対する心構えがないのでどこまで倒せるかは分からないと言ったところ。
100までは順調にこちらも負傷することなくファルファルな感じでイージー。
出典:原泰久「キングダム」より
110kgで担いだ時に(ん。流石にか)と感じましたが、スクワットなんてしゃがんでしまえば行った道を帰るだけ。
それ以上でもそれ以下でもない。
無事成功。
草野さんが110の次に120kgを申告したので僕も付いて行くように120kgへ。
永田は気付いている。完全に見栄を張った。
上がる確率はかなり低い。
永田見栄晴に魂を乗っ取られた。
担いだ瞬間、腰がゴンゴンに圧迫されるのが分かる。
しゃがみ方ミスれば帰って来れないと悟る。
しゃがみ方が合っていても帰れない確率が高いと悟る。
しかし永田はしゃがむ勇気を持っている。やってみなければ分からない。
いざ!!
ガシャン! 「あ〜無理」と同時に腰が一気に解放されて逆に痛い。
セーフティーラックに助けられ永田はひっくり返りながら115なら行ける! と確信。
時間を開け115kgにセットされたそいつを担げば、腰はまたゴンゴンに圧迫された。
(スクワットなんてしゃがんだら来た道帰るだけ)
(血も涙も通ってない鉄の塊に永田が負ける訳ない)
いざ!
ポジション良好。高度も良好。あとは帰るだけ! その能力が有るか無いか。
「行けるぞ! 永田! 上れる!」
草野さんの鼓舞に後押しされ右ハムがピキッと軋む。
眉間に皺がより視界が狭まる。
毛穴は開き闘争心が解放される。
徐々に高度が上がり無事に帰還。
記録115kg
最後に
今回はMAX測定したよ。の前半部分を書きました。
僕自身ウェイトは重りを担げる選手ではありませんでしたし、今も重りを担げるトレーナーではありません。
だからこそ、重さだけが重要ではないと理解した上でウェイトトレーニングに取り組んでいるし、指導もしています。
今回久しぶりにMAX測定をしてみて課題が分かったことと試したいことが出来たので記しています。
具体的な課題や思ったことは次回の記事の方が盛り込めると思うので、皆さんのヒントになれば嬉しいです。
ただ今回の記事で伝えたいことは、まず測定日には体重も測っておいた方が良いです。
次回測るときと自身の体重が違えば評価の方法も変わってきます。
重さだけが評価方法ではありません。
体重が重たければ重たいものは上がりやすく有利になりますが、体重があれば体重比は低くなりやすく不利に働きます。
だからこそどちらも人と比べることはできません。
今の自分が未来の自分に繋がっているだけで、その中にしかヒントは無いと思っています。
左背中と右ハムがダメージを負っている中、次回はベンチプレスとデッドリフトの記事を書いていきます。
ではまた次回!
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