#127 目標設定の期限は変更しても良い

こんにちは。永田です!

 

前回記事で目標設定は具体的な数値で設定し具体的な期限を設けた方が良いと書きました。

 

しかし、いざ実践してみると「ちょっと無理があるな」とか「そんな簡単に達成できないぞ」と壁に直面するときがあります。

むしろ目標値とはそう言ったケースがほとんどです。

 

簡単に達成ができるのであれば誰も苦労することなく色んなことを実現しているはずですので。

 

ですのでそう言った場合は目標の期限スケジュールの見直しをしてみるのも一つの手段です。

実際に僕も選手と臨機応変にスケジュール変更したり無理に追わなかったりすることもあります。

 

そんなエピソードを今回は書いていこうと思います。

 

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目次

状況は日々変化する

目標値や期限の設定をし、いざ取り組み始めると思いの外難航したり坐礁することがあります。

それは目標を見誤っていた。と一言で言われたらまさにその通りです。

しかし実際に動き出してみて初めて分かることや気づきがあったり、思いもよらぬところに障害が発生したりと、状況は日々変化します。

 

簡単な例をあげると天候一つとっても同じことが言えます。

現在は土曜日に跳躍練習を設けていますが、仮に毎週土曜日が悪天候であればスケジュールを変更しなくてはなりません。

本来跳躍練習で獲得しようとしていた課題が一向に進まなくなり期限だけが迫ってくる場合です。

 

そんな時はスケジュールに囚われずに「今この状況でどうすることがベストか」ということを考えることが何よりも大事だと僕は思っています。

 

簡単な対策は天気予報を確認する。これは言うまでもありません。

晴れた日に跳びましょう。

 

また社会人ですと仕事のスケジュールもあるので、よりトレーニングを固定するべきではありません。

僕も軽い空き時間に練習をしたい時に近くの競技場が開いていないことがあったりします。

本当は競技場で走りたいけれども叶わないとき、ならばアスファルトで走ろう! と僕はなりません。

 

怪我のリスクが高くなるし、アスファルトは真っ新な平ではないので左右の接地の感覚が異なり翌日変に筋肉が張り結果的に他のスケジュールにまで悪影響を与えてしまうのでアスファルトでは走りません。

これは僕の個人的な話なのでアスファルトで走っちゃダメって話ではありません。

 

目標やスケジュールを設けてることはもちろん大事なことですが、その通りにこなしていくことはある意味リスクも存在します。

 

お決まり通りに行動していると、いつかそのことに満足しトレーニングのマンネリズムに陥ります。

マンネリズムからは何も生まれないのは言うまでもありません。

 

ただ圧倒的なトレーニング目標が明確がありそれでしか獲得できない何かがあるのであれば、徹頭徹尾やり切るべきだと思います。

 

信じるものは救われます。

しかし盲信すると脚を掬われます。

 

スケジュールはあくまで目標達成の手段で、スケジュール通りに行動することが目的では無いのです。


2ヶ月ごとにチェックする

先程、目標に対してスケジュールの変更を臨機応変にすると書きました。

ただしスケジュールの変更は認めても目標の変更は認めないようにしています。

 

目標はいずれ達成しなくてはならない項目ですので、遅かれ早かれ向き合わなくてはなりません。

 

そのチェックを2ヶ月ごとに行うように心がけています。

ですのでミーティングを2ヶ月に1回は入れるようにしています。

 

大きな目標は小さな目標の達成率で叶います。

例えば、

パリオリンピックに出場する。

インターハイに出場、入賞する。

日本選手権に出場する。

 

これらは大きな目標です。

 

それを叶えるのが小さな目標の達成率です。

 

この小さな目標をいかに達成していくかで長い時間をかけて大きな目標が達成されていきます。

そして小さな目標の進捗状況の把握や反省や評価を2ヶ月ごとに行います。

 

達成できなくたって構いません。

あくまで次に活かすためのミーティングです。

思考の繰り返しに意味があり進歩をもたらすと考えています。

 

この2ヶ月とは細分化すると約8週間です。

トレーニングに順化し適応が見られるくらいの期間です。

 

仮に1ヶ月で行ってしまうと順化が伴っていない場合が多く適切な評価ができない場合があり、得られるものがこれからと言うときに撤退してしまうのは凄くもったいないです。

 

更に3ヶ月ごととなってしまうと、マンネリズムが発生しやすくなり選手の緊張感が損なわれます。

2ヶ月に1回のミーティングを設けているのはこういった理由からです。

 

そして何よりも大事なことはミーティングを行うことではなく、評価をすることです。

 

何が達成できて何が達成できなかったのか。

その課題は今の手段で追うべきなのか。

これをお互いに認識しておかないと、前には進めません。

 

しかし何かを達成できたことにより、新たな障壁が立ちはだかることばかりです。

  出典:吾峠呼世晴「鬼滅の刃」より

 

人生は壁だらけです…笑

僕も嫌になります。

 

だからこそ2ヶ月に1度のミーティングでは否定的なことばかり分析するのではなく出来たことも評価しないと心が保たなくなってきます。


最後に

・スケジュールは臨機応変に

・目標のチェックは2ヶ月ごとに

 

以上、普段コーチとして心がけていることを書きました。

何よりも大事なことは「選手が自分の強みを理解する」ことだと思っています。

 

それに僕が導ける手段が、目標設定やスケジュール、達成済、未達成の中にあると思っているので実施しています。

 

自分の強みが分からない人や、自分らしさを受け入れられずに競技をしている人を多く見掛けます。

 

当たり前のことを書きましたが、当たり前ができないのも人の常だと思っています

どんなに強いアスリートであれ一人では出来ないことがあります。

オリンピックチャンピオンにコーチがいるのはチャンピオンだって人だからです。

 

目標を立てることはみんなできるが達成となると急に難しくなるのは、やり方が良くない場合があるので、参考になれば嬉しいです。

 

目標なんて達成できなくたって死にはしない。

ただ同じ方法で達成できないことに気が付かないのは心が死んでいきます。

 

僕は過去気づかずに心が死にました笑

 

ではまた次回っ。

関連:目標は数値で明確にするんだよって話

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