#78 ウェイトトレーニングの本質が浸透しなくて落ち込んでます。

こんにちは。永田です!

 

日々練習をしていた選手時代に競技力が伸びず、他の練習が上手くなってしまう現象があった。

 

その際たる現象が起きやすいのがウエイトトレーニング。

 

というのも前々から言っているが選手の目的は競技力を向上させる事であると伝えている。

 

ウエイトトレーニングは「機能の理解」「パワーポジションの理解」「筋力や筋量の増加」の手段でありそれを競技力向上に結びつけるのが正しいウエイトトレーニングの使い方だと僕は思っている。

 

だが本来の目的を忘れて重い物を持ち上げるや身体をデカくするが目的に変換されてしまう選手がいる。

そして指導しているトレーナーもそれに陥ることもしばしばあり、選手のニーズから外れウェイトしたら悪くなった。ということになる場合もある。

 

トレーナーであると同時に選手感も忘れていない為、ウエイトトレーニングを目的にせずただの手段である事を忘れないように心がけて指導をしている。

 

とは言ってもアスリートはウエイトトレーニングの指導を受けるべきだと僕は考えている。

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目次

ウェイトトレーニングは一つの手段

ウエイトトレーニングで最も議論されるのは使えない筋肉問題。

今や科学的に証明されていることも増えている中で尚、迷信じみたことを言っている選手や指導者がいる。

 

その人たちを揶揄する気はありませんが事実として書きました。

 

僕が伝えたいことはウエイトトレーニングは競技力向上のただの手段である。ということ。

ただし正しい知識の理解やフォームを先ず知るというところが入り口。

それが出来ない人が迷信じみたことを言っているのではないだろうか。

 

これを他のことに置き換えるなら女性が綺麗になりたいという目的があるとして。

髪型

ネイル

マツエク

メイク

ファッション

 

これらも間違えれば綺麗になるどころか汚くなる。

だからと言ってネイルなんてモテには繋がらない。とはならない。

マツエクもモテには繋がらない。ともならない。

 

と、このように一つの目的に対しウエイトトレーニングも一つの手段でしかない。

 

そして女性の綺麗に関しても先ずシンプルなメイクから、シンプルなネイルから入る…と思う。

しかし、いつしかメイクすることが目的となっちゃった人がどんどん濃くなったりするのではないだろうか。

  出典:尾田栄一郎「ワンピース」より

 

それに陥ると気付いたらイワンコフだ。

 

そしてネイルも同じだろう。

綺麗な爪、かわいい爪が目的だったのに気付いたらガンガン伸びて、ねこ娘みたいな爪だ。

 出典:水木しげる「ゲゲゲの鬼太郎」より

 

いやあれよ。これは僕の個人的な好みの意見だからね。

 

話を戻します。

ウエイトも重さを上げることが目的になると手段ではなくなってしまう。

もっと挙がる!

フォーム崩れてパワーポジションから抜けても挙がる!

 

  出典:冨樫義博「幽遊白書」より

 

がコレに陥り、気付いたらトグロ弟だ。

 

ただ競技中は姿勢が崩れパワーポジションを取れない場合もある。

となると多少ウエイトでもフォームが崩れてしまうのを許容する場合も僕はある。

 

フィードバックして次は崩さずに同じ重さが挙がれば良いポジションでのキャパが増える。

その外力が加わったとしても自分の軸を崩さずにパフォーマンスを発揮できるということは競技をする上で重要だ。

 

つまり崩れる時点で弱い! ということだ。

 

「崩れてもできる」は確かに強いんだけど、そもそも崩れないが一番強い

 

重さをあげる選手ももちろん強いかもしれないが、本質は加えられた外力からいかに自分の軸を崩さずに許容を広げるかだと思っている。

 

同じ重さでもフォームを崩して挙げるより崩さずに挙げる方が競技力が上がるのは間違いない。


応用は基礎があってこそ

よくアスリートがウェイトの投稿をSNSにして議論が飛び交ったりしている。

トレーナーとして活動している以上思うところはあるんだけど、もはや身体を生かした上でのパフォーマンスと思えば独自のトレーニングとも言える。

 

一般的な能力の人が真似しようとしても簡単には真似が出来ず怪我率が上がるだけだ。

 

言わばアスリートの特殊なトレーニングは大道芸に近い。

悪い表現として使っていません。

 

そう簡単に真似できる代物ではないということです。

 

もちろんアスリートも最初からあのフォームだとしたら指導してくれる人がいなかったのかもしれない。

しかしそこまで怪我をしなかったのであればそれは「頑丈」という才能だ。

 

誤ったフォームで怪我する人が多い中で生存したのであればそれは能力であり才能だ。

 

ということは「型破り」なのだが、型破りも型があってこそ成立する。

つまり型破りな人たちはすべからく基本がしっかりしているということだ。

 

それはフォームに限らず。

基本的な筋力がある。

基本的な筋量がある。

基本的な知識がある。

 

基本無くして応用なんて出来ないということだ。

ましてやアスリートが何故それを行っているのかも理解せず真似するのは何の成果も出さないだろう。

 

つまりウェイトトレーニングを手段として考えているのであれば基礎知識や動作の理解をしなくてはならない。

 

それは先程のマツエクなどもそうだろう。

基本的な考えがなくて、ただまつ毛を付けるだけでは綺麗ではない。

 

そして手段が目的化し、まつ毛ジャングルの人もたまに見かける。

 

ウェイトも基本的な入り口を通らずに裏道からこっそりフェンスを越えて入ったとしても競技力の向上には永遠に結びつかないだろう。

 

それこそ筋肉がみるみるついて、いつしか体をデカくすることが目的となってしまう。

そしてどれだけ重たいものを持ち上げられるかが目的となってしまう。

 

そして筋肉こそパワー。力こそパワーの出来上がりだ。

 

更に怪我の予防にウェイトトレーニングと一言で言う人もいる。

しかし筋肉が付けば解決! とはならない。

機能改善と強化は同じようで違う。

 

それでいて怪我の予防が出来なかったウェイトはダメだ。という前に手段として正しかったのか、知識がある上で言っていることなのか自己判断していただきたい。

 

怪我の予防を達成できるウェイトトレーニングをするには強化ももちろん必要だが機能改善の方が重要だ。

じゃないと腰痛や膝痛で悩んでいる老人に「はい! やるしかない! あと一回、いやもう一回! はいプロテイン飲んで!」など指導しても寿命を縮めるだけだ。

 

正しい関節の動き方や筋肉の働かせるのが機能改善でありパワーこそ力で簡単に達成できるものではない。


最後に

僕が今も怪我することなく競技をそれとなく続けられているのは関節の使い方やパワーポジションを理解しているからである。と思っている。

 

そしてその原理のもとウェイトトレーニングを行っている。

 

物理的に解明されていることを自分の体で再現ができれば体に無理なく競技ができると思っている。

もちろん体の特徴は人それぞれであり、そこから自分流が組み立てられていく。

 

怪我をするにも物理的に崩壊した場合に怪我をする以上、怪我は起こるべくして起こっている。

 

そのためには自分の体のシステムのどこにエラーが起きているのか究明出来ないと永遠に怪我は繰り返される。

というより、怪我は「自分のエラーを教えてくれるもの」だということを理解してもらいたい。

 

だから僕はウェイトトレーニングを一つの手段だとして正しいものを人々に伝えていきたいと思っている。

宣伝かよ! なんだけどトレーナーである以上伝えていきたいと思っています。

 

僕のジムでは初回の無料体験もやっているので気になる方はご連絡いただければ僕も嬉しいです。

TwitterのDMでもインスタのDMでも構いません。

ブログのお問い合わせでも嬉しいです。

些細な質問ももらえるだけで嬉しいです。

 

新規の方も受け付けているのでアスリートをサポートしたいなと思っています。

 

お問い合わせホーム

 

理論的に色々言ってきたけど、そんなことよりも知れば知るほどウェイトって楽しいので一回向き合ってもらいたいなと永田は思っています。

 

よろしくお願いします。

 

ではまた次回っ

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