#106 目新しいトレーニングをしたくなる気持ち〜反復性の原則〜

こんにちは。永田です!

 

トレーニングをするにあたり5原則のひとつの反復性の原則について書こうと思います。

簡単にいうと、トレーニングは継続的に同じことを反復し続けることが大事という全く面白みのない原則が反復性の原則だ。

 

目新しい種目をチラホラとSNSで見かけたりするが、それよりも大事なことは同じ種目をやり続けることが良いとされている。

…そりゃトレーニングを続けることが難しい。

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目次

反復性の原理

先も話した通りトレーニングは反復しなくては効果を得られないし、可逆性の原理がある以上辞めてしまえば筋量は落ちてしまう。

 

ではなぜ反復しなくてはいけないのか。

特にトレーニング初心者は色んな種目をやるよりかは、一貫して同じ種目を反復した方が効果が出やすい。

これは勉強と同じで同じ公式を解き続ける方が覚えられるからだと思う。

 

トレーニングは自分の体を使って力学を表現することだと僕は思っている。

ということは一つの種目のフォーム動作をしっかり覚えられた方が結果に結びつきやすい。

フォームとは計算でいう式だと思っているので計算と同じように式が違えば結果も異なる。

 

そしてトレーニング初心者は動作の学習に応じて神経から筋肉への信号が上手になり効率的な動作を覚え重さもどんどん上がっていく。

その時に筋量や筋断面積が増えた訳ではない。

 

僕も初心者のお客さんに対しては、あれこれやらずに先ず愚直に目的に見合った同じ種目を指導している。

それじゃつまらないんじゃない? と思うかもしれないけど、お客さんは前回よりもできている実感が出てくると楽しそうにトレーニングをしてくれている。

 

そして「分かってきた!」と。その「分かってきた」を共感できることが僕にとっても幸せだ。

そしてトレーニングが楽しいとなっていただける。さらに幸せだ笑

 

筋量や筋断面積が増え始めるのは個人差やトレーニング頻度にもよるが、開始から4週間から8週間と言われている。

つまりそこまでの期間はトレーニング適応期でそこから体に変化が出てきたり、周りからも気づいてもらえたりする。

 出典:藤子・F・不二雄「ドラえもん」より

4週間から8週間経たないと変化を感じないなんて人によっては長い間かもしれない…。

 

しかし少し分かってきたかも。がトレーニングを始める準備ができたと言っても過言ではない。

なんて言ったら始めるの怖い! と言われそうだが、ここまで来れたら楽しいと思います。


トレーニング上級者

ここまでは初心者の話だったけどアスリートなどの上級者は? となると、そのまま愚直に続けてください。でしかない笑

 

初心者みたいな神経の伝達も上級者ともなればさほど起きないし重さも頭打ちになってくる。

やってる意味あるのか? と思うこともあるだろう。

そして素直じゃない訳の分からないトレーニングを編み出してしまったりする。

 

これは特異的で競技に繋がるんだーーー! なんて意味の分からないトレーニングを見たこともあるし、遠い過去にやってしまった記憶もある…笑

 

そこに明確な目的があるのであれば編み出しても良いかもしれないけど、僕は今あるトレーニングで事足りると思う。

色んなトレーニングが流行っては消えていった。

…消えていくとはそういうことだ。

 

スクワットやベンチプレス、デッドリフトは消える気配がない。

他にも数多くのトレーニングが目的に合わせて残っている。

消えないということはそういうことだ。

 

上級者の気持ちも分からんでもない。

これ以上大きくして何を目指すのか。

本当に必要なのか。

いつまで続けるのか。

筋肉維持するのもお金かかるし。

 

うん。分からんでもない笑

 

でもね。

アスリートなら目標を達成する上で筋量や筋力は必要だし、それがなければ出力だって生み出せないわけです。

もちろん目標に応じて限度ってものはあるだろうけど、もし仮に全国大会を目指している。いやいやオリンピックを目指している。いや、県大会で決勝残れれば良いっす。なのであれば、各大会出場者の身長や体重を見てみても良いかもしれない。

 

どれくらいの人たちがそこで戦っているのか見てみたら良い。

技術的な話じゃなくて体格的な話です。

 

体格あっての技術だって存在するから現体格段階では表現が難しい技術も存在する。

現在の体格ではパフォーマンスも頭打ちになることもある。

 

それを理解した上で適切なトレーニングに勤しんでいけば式が良くなり結果も付いてくる可能性もある。

 

なので上級者だからと言って反復練習を怠ってはいけない。

と僕は思っているし、過去に間違った方法も取ってしまったがそう言った思いで競技をしていた。

 

ちなみに僕の競技時の体格は176cmで63kgだった。

これで世界に行きたいと言っていた。

今なら分かる。世界に出ようと思っているなら明らかに軽い。

もちろん反復練習はしていたが栄養面がお粗末すぎて軽いままだった。

 

それでは目標を叶えることはできない。

圧倒的勉強不足。


最後に

トレーニングは初心者の段階では神経促通により重さが上がりやすく、あれこれやらずに同じ種目を学習した方が効率が良い。

身体に変化が現れるのは頻度や個人差もあるが4週間から8週間と言われている。

 

つまり、ただでさえ使い方が分からない鉄の塊(マシン)な上に効果が出ているのか分からないトレーニングでは継続できなくて当たり前だ。

初心者こそお金はかかるかもしれないけどパーソナルで個人的に指導をしてもらった方が絶対に良い。

 

この期間にしっかりトレーニングを継続できる地盤を固めるのはトレーナーの力量だと思っており、お客さんの意志が弱くて続けられないんじゃない。

続けられなかったのは永田のせいだと思って指導している。

 

上級者の方は目新しいことに目移りしながらも未だ残っているトレーニングを愚直に追い求めて行きましょう笑

その筋肉にかけた時間は無駄に思う時もあるかもしれないし、かけたお金も無駄と思うかもしれない。

 

けど将来絶対にその筋肉たちはあらゆる困難から自身を救ってくれトレーニングしていて良かったと思うはずだ。

目標を叶える上でも絶対に必要だ。

 

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ではまた次回!
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