#81 ハムストリングは強くなればなるほど自分で自分を傷つけ、ちぎれている。

こんにちは。永田です!

 

トレーナーとコーチとして、また元アスリートとして機能解剖学の勉強をしているのだが、この間専門書を読んでいて面白い内容が書いてあった。

 

それはハムストリングについて書かれていた。

 

ただ専門書の内容なので、どれだけ読みやすくブログ内で噛み砕けるかは分からない。

みんなもついてこれるよう頑張ってほしい。

みんな以上に僕も伝えられるように頑張るからさ。

 

では行ってみよう!

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スプリントにおけるハムストリングの矛盾

まずハムストリングは二関節筋だ、そしてそれは股関節と膝関節に跨ぐ形となる。

そして大腿二頭筋と半膜様筋と半腱様筋と言われる筋肉の総称がハムストリングだ。

そして仕事内容は股関節の伸展と膝関節の屈曲だ。

 

はい。堅苦しすぎる! 伝える気あるんか!

 

ごめんね。ちゃんとやります。

 

要はハムストリングは3つの筋肉からなるもの。

半膜様筋

半腱様筋

大腿二頭筋

 

ゲートガーディアンだと思えば良い(世代が出ちゃってる。)

 出典:バンダイ「遊戯王カード」より

 

そしてハムストリングは膝を曲げる動作と腰を反る動作をするよ。と言うことだ。

だから皆んな走ることができるんだ。

 

そしてスプリント動作では肉離れの好発部位として認定されている。

僕も例に漏れず先日ハムストリングをちぎり一つのn数になった。

 

そして最終的に僕が言いたいことは、もし神様が人間を作ったのであれば、神様は人間が高速で走るであろうなんて予想をしていなかったのではないか。と思ったのだ。

もし高速で走ることを予想できていたのであればきっとハムストリングはもっと別の付け方にするか、肉離れを防げるような他の筋肉を作ったに違いない。

 

今の段階では永田、何言ってんの? だと思う。

 

今回読んだ本はこちら。

筑波大学准教授、大山 卞 圭悟さんの「アスリートのための解剖学」と言うもの。

 

アスリートのための解剖学 トレーニングの効果を最大化する身体の科学 [ 大山 卞 圭悟 ]

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感想(1件)

その中で高速疾走(スプリント)をするとハムストリングは自分の動作を全うしたが故にちぎれるメカニズムだと記されている。

 出典:大山 卞 圭悟「アスリートのための解剖学」より

つまり遊脚が接地に向けて乗り込もうとするとハムストリングが働き収縮する。

ハムストリングが働けば、図中の右下に伸びている矢印方向に力が働き、膝が伸びるのはなんとなく想像は着くだろう。

それにより膝が伸びてハムストリングが伸びる。

縮もうとしている最中に伸ばされるので筋肉がちぎれる。

 

肉離れの出来上がり。

 

メカニズムは知っている人も、もちろんいるだろう。

あくまで事実の確認と可能性の話だから参考にはなる。

しかしネットにしろ、本にしろ全てを鵜呑みにしてはならない。

あくまで可能性の話だ。

 

可能性の中から自分の知識や経験を人と議論して物事をジャッジし進むことが大事だ。

 

話を戻すと、たまに自らストライドを確保しようと膝下を大きく振り出している選手を見かけるけどマジで自傷行為だから辞めた方がいい。

死にたいのか。

陸上界のリストカットだ。

 

じゃあハムストリングを鍛えりゃ肉離れも防げるんじゃないか?

レッグカールやルーマニアンデッドリフトだ!

 

となるかもしれないが、ハムストリングを強化したらより振り込みが早くなり、より膝下の振り出しの速度も上がりハムストリングに負担が出るわけだ。

自分が強くなれば自分に返ってくるエネルギーも強くなるという、なんともストイックな筋肉がハムストリングだ。

サイヤ人なのかと思うわ。

 

だからと言ってトレーニングをしないは愚の骨頂だからトレーニングはした方が良い。

 

そして先程のエクササイズだと地面に脚が接地されているため膝下の振り出しの動作がない。

つまりスプリントの特異性がない

うーん困ったね。

 

ただ筋力が強いに越したことはない。

パフォーマンスを上げる上で筋力は重要な要素である。

しかし強くすりゃ良いって訳でもなさそうだ。

 

となると、エラーを起こさないように走ることが大事。

 

と言いたいところだが、先程書いたようにハムストリングのメカニズムがスプリントに適していないということは、スプリントが既にハムストリングにとってエラー動作なわけだ。

世界選手権に出るほどの選手だって肉離れを起こすように細心の注意を払ってスプリントというエラーに向き合わなくてはならない

 

となると肉離れをした僕の課題はエキセントリックに耐えられる筋力を付けた上で良いフォームを反復する走り込みが必要だ。

それにはフォームが崩れるのを耐える必要があるから疲労感がしっかりありケツが割れる走り込みだ。

 

あぁあれだ。要は「ちゃんと」走り込むやつだ。

 

そんな考えもあり先日、100mの先輩に本を読んだ上で上記の説明をした。

答えは

「まさにその通りだ。人間は長距離移動のメカニズムはプログラムされているが、高速移動のメカニズムはプログラムされていない。つまりちゃんと走らなくちゃダメなんだ。」

 

なるほどなぁ。

正論すぎて逃げ場がねぇ。

 

つまり最初に僕が思った通り神様は人間がかけっこするなんて想像ができなかったんだな。


最後に

いや、言うだけ言ってハムストリングの肉離れの解決策は?

残念ながらこの本には書かれていなかった。

 

色んな研究がなされているが、好発部位で症例件数も多いし競技力が高い選手でもなるとなると要因がたくさんあるのだろう。

 

筋力や筋量だって関係あるだろう。

動作メカニズムにも関係はある。

ただでさえスプリントは人間にとってエラーなのであれば、さらにエラーが起これば怪我をする。

 

だからトレーニングは無数に存在し自分に必要なものをチョイスしていかなくてはならない。

トレーニングに個別性の原則というものが存在する以上、他人のトレーニングに自分の答えはない

 

筋力を上げれば解決する人もいるし、動作を変えたら解決する人もいる。

 

地味で代わり映えのないトレーニングこそ王道だよって話

ちゃんと練習しないとダメだよって話

 

てことで今回の結論として神様は人間がかけっこするとは思っていなかったってこと。

そして僕を作った神様は僕が肉離れをしても懲りずに走り回る脳みそに作ってしまったってこと。

 

ではまた次回っ
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