こんにちは。永田です!
最近他のコーチとお話をさせて頂く機会がありズケズケと質問をさせてもらいました。
様々なお話を伺うことができたのですが、なるほどなぁと唸る内容から、だよね。と首がもげそうなほど頷く内容もありました。
同じコーチ同士色んな考え方や事例や情報交換は必要だと感じました。
自分も忘れないうちに書き記していこうと思います。
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目次
流れを伝えるようにしている。
僕も一人のコーチとして日々考えたり失敗したり挑戦したりしています。
時には他の選手と合同で練習をしたりする場合もあります。
そしてその時に他のコーチに言われることが「なんでもアドバイスしてやってちょーだい」って言葉です。
これがどうしても僕の中で昇華できずにキンブオブ困るワードでした。
以前より僕は無責任な発言をしたくないが故に保守的になっていました。
そして今回も同じように「なんでも言ってあげて」
来ました。キンブオブ困るワード。
そこで僕は「◯◯さんは初めて見る今日限りの選手に何を伝えるようにしていますか?」と思い切って聞きました。
それによりそのコーチが何を大事にしているのかも一緒に分かるのではないかと。
そしたら「流れを伝えるようにしているなぁ。結局何を取っても流れが良くなければ、ここが良い、ここが良くないとぶつ切りなフィードバックになっちゃうからね」と教えてくれました。
なるほどなぁと唸りました。
僕もその考え方でしたのでむしろそれで良いのかと安心もしました。
結局何を取ろうとそもそも流れが良くなければ何も変わらないのでは? はその通りだと思います。
何か特別なことを教えてやろうとか、変に細かいところを伝えなくちゃと勝手に思っていただけだけでした。
特別なエッセンスなんてあまりなくて、長年の秘伝のタレが大事。
「木を見て森を見ず」という言葉があるように、この木が良くないとか、あっちの木が良くないなどの前に、森全体が良好に保てているのかが大事ということです。
出典:長谷川町子「サザエさん」より
この波平は完全に木を見ています。
選手は特別なエッセンスをほしがっているのも分かりますが、何事も全体で考えておかないと気づいた時には大変なことになってしまいます…せち辛ぇ。
頻度と量
効率的とか、天才だからとか色んな言葉で「頻度や量」にモヤにかけてしまう事があります。
まぁこれは激しく同意をしたくなる言葉なのですがそんなことは中々ないという耳が痛いお話になります。
めちゃくちゃ上手い中学生や高校生、女子の選手を見るたびにコーチは何を教えているのだろうと思うことがあります。
そして今回たまたま綺麗にポールを曲げる女の子がいたので、コーチに「女子でここまで綺麗に曲げるのに何をポイントにしているの?」と聞きました。
答えはスーパーシンプルでした。
「頻度と量」
ですよね。グゥの根も出ない正論のデンプシーロール。
出典:森川ジョージ「はじめの一歩」より
これは僕も普段から思っていることなのにも関わらず、エッセンスあるんでしょ? ちょーだいちょーだい。と渇望してしまいました。
情けない笑
ただ頻度と量は僕と全く同じ考えで、コミュニケーションの「頻度」そして練習の「量」です。
コミュニケーションが少なければ共通認識を増やす事ができず、コーチの言った言葉を本質的に理解ができません。
例えば同じ「犬」という文字でも10人いれば10通りの「犬」が想像される可能性があり、選手はコーチが「犬」と言ったらコーチと同じ「犬」を認識して話を聞かなくてはなりません。
だからこそ共通認識と共通言語を明確にするためにコミュニケーションの頻度に時間をかけます。
また選手が本質的に理解し正しく向き合った練習量が糧となり、コーチの言った通りの動作になってきます。
様々な強い選手を見てきましたが、共通していることは量を積んでいるということ。
これはもっと噛み砕くと圧倒的な練習量を積みまくれるほど「頑丈」だということです。
量を積むにはリスクとして怪我のリスクが上がります。
パワプロも同じで練習コマンドばかりしていると怪我率が上がってきます。
だからこそ、練習量を積むために練習以外の時間で何をするのかが問われます。
結局これも振るい落としの競争社会の話ですがそこで生存した選手が結果的に強くなるということです。
ですので天才だと思っている人は必ず量を積んでいるし、圧倒的な量の先に効率的な何かがあるということだと思っています。
ちなみに余談ですが、コンサルの人と話をする機会があったときに、「プレゼンができるのは当たり前なんだけど毎日パワポで50枚の資料を作り続けた」と言っていました。
…量がエゲツねぇ。
満面の笑みで「効率的にパワポ作成ができるようになった」と言っていました。
…そりゃそうですよね…笑
最後に
木を見て森を見ず。
小事に気を取られて大事なところが見えなくなってしまうのは良くないなんてのは皆分かっていると思います。
しかしそれが出来なくなるのが人間。
頻度と量
効率化効率化と効率化を求めすぎて成長しないなんてことは良くある落とし穴です。
それを妖怪コーリツダイイチと言います。(知らんけど)
コーリツダイイチにならない為には頻度と量から逃げてはいけません。
しかし効率化したくなるのが人間。
頻度と量あっての効率。
今回は僕自身も勉強になった面と改めて確認ができたという内容でしたが、皆さんの参考にもなれば嬉しいです。
また他にもこんな事例もあるよ。なんてものがあったらコメント欄にでも書いて教えてくれたら嬉しいです。
ちなみに僕は高校生の時死ぬほどロープを昇っていました。
誰よりも昇っていた自信があります。
ではまた次回っ
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