#89 一流選手の動き作りやウェイトトレーニングの真似は難しい

こんにちは。永田です!

 

YouTubeで試合の配信などをしてくれる事が増えてきて海外のトップアスリートのウォーミングアップ映像を見れる機会が増えてきた。

 

は〜こんな感じでアップしているのか〜

なるほどな〜。やっぱりこういう動きを作ったりもするのか〜

 

明日から試してみよう! の前に言いたい事がある。

動きの模倣は危険ということ、何よりも大事なことはどのような意識のもとその動作を行なっているのか

 

ただ試さないことには始まらないこともあるので、実践あるのみの精神は大事。

その中で自分なりに試行錯誤を繰り返しオリジナリティになることもある。

 

今回伝えたいことは、間違った解釈のまま繰り返し続けることはなんの役にも立たないことを繰り返しているかもしれないよ。ということだ。

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モモ上げはなぜモモ上げなのか

競技場でたまに練習などをしていると、中・高校生たちが元気よく部活動をしている。

ウォーミングアップに必ずといってもいいほど「モモ上げ」というドリルがある。

 

僕も例に漏れず中学、高校、大学と全ての期間でモモ上げをやってきた。

膝の位置を高くするように上に引き上げることを意識するように。

走りの重心を引き上げるように。

 

…このような意識のもと行なっていた。

 

誰がやり始めたのは分からないがこの「モモ上げ」にはとんでもない罠が潜んでいると僕は思っている。

 

モモ上げのモモは上げているのではない。

結果上がっているのだ。

 

一生懸命ももを上げる動作をしてきた永田のモモ上げはほとんどスプリントの動作に役立つことはなく、むしろエラーの積み重ねをしていたということになる。

 

地面を自らの力で踏み込みに行くから結果として反力が大腿骨を介して膝が跳ね上がってくる。

 

ボールのドリブルと同じで床に向かってボールを叩く。その結果床反力でボールが手元に返ってくる。

 

ボールを叩く力が強ければ強いだけボールは高く跳ね上がる。

単純に叩く力と比例してボールは上がる。

これは競技者のパワーの話。

 

ボールが伸縮力が高い方が同じパワーでも跳ね上がる。

スーパーボールとバランスボールじゃ同じパワーで同じ跳ねだかにはならない。

これは競技者の関節や筋肉の身体的特徴の話。

 

ボールがラグビーボールのように歪なら変な跳ね方になる。

これは競技者のテクニックの話。

 

つまりモモ上げはモモを上げているのではなく足を振り落とした結果モモが跳ね返って上がっている

 

ボールを付かなきゃドリブルができないように、最初からボールを上げる方に気持ちを寄せていると永遠にドリブルは始まらない。

 

今なら力学的にも機能解剖学的にも理解ができる。

しかし僕はモモ上げを解釈できた時になんか虚しくなった。

 

 出典:岸本斉史「NARUTO」より

 

全然違った。

このナルトと同じで永遠に風船は割れない努力をしていた。

 

どんだけ頑張ってモモ上げてたと思ってるんだ。

ほぼ毎日のウォーミングアップルーティンに組み込まれていたのにそのほとんどが先程のドリブル理論を無視したものだった。

だからこそ、陸上部の顧問の先生はドリルの意味を物理学的に深く理解してほしい。

 

むしろ「モモ上げ」という名前を変えた方が誤解を生まない。

「結果モモ上げ」という名前にしたほうが良い。


現象と過程

見た目は現象である。

何かが起きた結果そのような動作になっている。

 

過程は自身が起こしたアクション。

 

先程のモモ上げなら、脚を振り落としたから結果跳ね返りモモが上がった。

しかし永田がやっていたのは、モモを上げたからモモが上がった。

 

現象は同じでも過程が違う

脚を振り下ろした。

モモを上げた。

 

過程が違うということは意識が違うということだ。

 

この過程が違うが何よりも危険な現象。

できてる風。

言うなればミラノ風ドリア。

決して本物ではない。

 

このミラノ風は多くの現場に存在している。

本物を知るためには正しい意識の指導ができる人のもとに聞きに行かなくてはならない。

これはドリルに限らずウェイトトレーニングも同じことが言える。

 

スクワット一つに目を向けても大衆的なジムにいけば怖くて見ていられないスクワットをする人が存在する。

それは指導する人に出会っていないのか、そもそも永田が知らない技術や意識が存在するのかは分からない。

 

ただこれはフィットネス業界の課題だと思っている。

その人が悪いわけではない。

それを指導できる知識や経験がない人が多いからミラノ風になってしまう。

 

結局指導者側もミラノ風ドリアの作り方しか教えてもらっていない。

 

そして伝言ゲームと同じで、何人も何人も言い伝えが介していけば都合の良いような解釈が繰り返されミラノ風ドリア半熟卵乗せみたいにオリジナリティが出てしまう。

 

モモ上げも指導する側がモモを「しっかり上げろ」などとなればミラノ風の作り方を指導していることになる。

しかしこれはこれで正しい物をやっているんだ! 決して風ではない! ともなればそれはそれで良いとも思っている。

 

本人が信じている意識の差に大差はない。

僕は機能解剖学や物理的に考えることが多いから僕の思うモモ上げを風ではない! と自信を持って書きました。


最後に

誰かがミラノ風ではない本物のミラノを教えなくてはならないと思っている。

だからこそ僕は色んな人に意見を聞きたいし、自分と違う見解も大事だと思っている。

 

それを加味した上で自分で吟味し自身で試せる身体で自分の意識の元表現し、指導者として自信を持って選手に伝えたいと思っている。

 

最初の話に戻るけど今やYouTubeなどで海外のトップアスリートのウォーミングアップを見ることができる。

しかし意識まで覗くことができない

どんな意識のもとやっているのかは聞くこと以外は想像することしかできない。

 

その想像には知恵が必要で、ただの真似事では浅い。

知恵を絞るには必ず知識と経験が必要。

そしてそれを的確に伝える語彙力を表現力。

 

指導者として自分がなりたい自分像を追える立場にいれること。

そこに居続ける努力をすること。

指導者になって目標達成じゃない。

 

まだまだ出来ることはたくさんあるし知らないこともある。

指導者はこうあるべき! というより永田らしい教え方だよねって方を磨いていきたいと思います。

 

指導者や一流選手の前に常識ある人として立派になれよって話

 

しかしミラノ風ドリアじゃないミラノドリアなんて存在するのか?

 

ではまた次回っ

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