#62 自己ベストに引っ張られてる人は自身のゴーストに取り憑かれている。

こんにちは。永田です!

 

アスリートに戻りたくって最近トレーニング頑張ってるんだけど、やはり遥か遥か彼方後方にある全盛期のキラッとしたやつが気になるんだよなぁ。

 

でもとにかく今が大事と言い聞かせ、今の課題と向き合い今のフィジカルで出来ることを考えるようにしている。

 

けどやはり遥か遥か彼方後方のキラッとしたやつが気になるよなぁ笑

 

でもやはり出来ることは限られていて思うようには動けなくて…。って何回も言うな。

 

あぁ。後方にいる自分のゴーストを振り払うってめっちゃ難しいよな。

そりゃ若い頃はーとか昔はーとか言いたくなるのも分からんでもないけど、思ってるだけにしておこうと思う。

てか書いてる時点で表現してるんだけどさ。

 

てことで後方のキラッとした自分の過去の亡霊を振り払おうぜって話をします。

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目次

自己ベストは外れ値

僕もまさにそうだったのですが良い時を知っていると、良い時が物差しの真ん中になってしまう。

つまり僕の場合は5m40が自己ベストだったため、5m40の跳躍と比較してしまう状態。

 

ただこれに陥るとマジで色々苦しい。

てか自分で苦しくしているだけなんだけど、それに気が付かない。

 

テストで100点取ってしまうもんなら次のテストも100点を取りたいもんだ。

それが85点だったとき何となくガッカリしちゃうアレ。

 

85点でも良くない?

 

いや100点じゃないからさ。

 

…(あぁ。こいつとは友達になれないかもしれない)

 

なんてことになりかねない。

 

ざっくりいうとその5m40は何回跳んだうちの何回の割合なの?

5m40は生涯で3回跳んだ。

 

つまり今も含めると約18年間で3回。

確実に言えることは1%以下の確率ではないだろうか。

 

その1%を知っているが故に他の99%を自己ベストの跳躍と比べてしまうのはあまりにも苦しい行為だ。

つまりその他の99%は納得できていないということだ。

 

僕も厳密に言うなれば5m40を3回跳んだうち、よしって思ったのは1回。他2回は何となく跳べた感じだった。

つまりざっくり99.6%は納得していない可能性がある。

 

でも少なからずアスリートはこのような思考になってしまう。

いつだって100点を取りたい病。

 

なんなら120点狙ってる欲深い生命体がアスリートだとも思っている。

 

ただ一つ言えることは自己ベストは統計学的には外れ値。

上位1%なんて奇跡に近い外れ値。

 

でもその上位1%以外も「良し」としないと自分を許せなくなってしまう。

 

  出典:岸本斉史「NARUATO」より

 

その1%だけを成功とし、他99%が失敗となってしまうと、じきに前に進めなくなる。

 

まぁこれは勝者と敗者にも似てるところがあるよね。

オリンピックで勝てるのは1人だけ。

そうなると金メダル以外は全員失敗なんですか? ってことになるからね。

 

そう言われるとみんな、敗者は失敗ではないって言うと思う。

じゃあ考え方は同じじゃない?


赤点じゃなければ良い

なんて意識の低い言葉なんだ! とも思うかもしれないが僕は「赤点じゃなければ良い」と思っている。

ただこれだと言葉足らずになるので、もっと噛み砕くならば「とりあえず形にして提出。だけど気をつけるべきは、その提出物が通るくらいのクオリティにはしろよ。」ってこと。

 

あまりに内容の無いものを提出されても困るし迷惑がかかるから、最低限の意志と内容を揃えろよってことです。

何でもかんでも提出しろって事ではない。

 

つまりクオリティが多少低くても、前に進めるものであればそれは成功だ。

そうすれば1%という外れ値に引っ張られる必要もない。

 

むしろ外れ値はそういった無数のn数から生まれるものであり、生み出せるものではない。

 

あれ。なんか良いこと言った気がする笑

こーゆー普段思い浮かびもしないことを書いていて思い浮かぶからブログって楽しいんだよな。

 

話が逸れましたが、率直に今の気持ちを書きました。

話を戻します。

 

だからココにはめ込みに行くんだ! なんて思っていてもそれは上手くハマらない。

数ある中から「お! 今のは何だ?」という外れ値が出るまで試行錯誤するのみ。

 

そうすることによって、n数の基準が上がりそれまでの外れ値もいずれn数の一部となり、新たな外れ値が生まれる

 

だから量をやることは大事。


最後に

アスリートに限らず人は自己ベストに縛られてしまう傾向がある。

 

若い頃は体重も軽かった。

昔はベルトの位置ももう少し細かった。

昔のあなたは無邪気で可愛かった。

 

こんな正しいことを言ってしまうと嫌われるんだけどさ。

「今」は?

 

これは僕にも当てはまる。

「今」の課題に向き合えていないということは現実逃避をしているのと一緒で上位1%を目指している”風”で無謀の道を進んで勝手に苦しんでいる。

 

別に過去を振り返るなということではないんだけど、向上心があるのであれば振り返りは時に自分を苦しめる。

わかるよ! もちろん。輝きに満ち満ちていた時代。振り返りたくなるよ。

 

でも振り返ってたら現実に戻って来れずに終わるパターンもある。

次の一歩は前にしかない。

 

完璧を追い求めると光は差し込まないよって話

 

次の練習のために5m40の映像でも探すかー。

永田。今は?

 

ではまた次回っ

更新情報はTwitterです。

 

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